「幸福度が高い」といわれるデンマーク人の幸せはどのように形成されているのか

メンバーコラム

あなたはデンマークにどんなイメージを持っていますか?

幸せの国、福祉国家、おしゃれな北欧文化、フォルケホイスコーレ(成人学校)、様々なイメージがあると思います。

今回は、僕が2018年の夏「幸福を探求する」というテーマで、実際にデンマークへ足を運び、感じたことや気づいたことを書きました。

幸せのパラドックスは本当かもしれない

幸せのパラドックスとは、お金」と「幸福度」に直接的な関係はみられない現象のことです。

幸せのパラドックスとは
国際比較でみて所得の高い国が幸福度が高いとはいえないこと。一国の時系列でみたとき所得の上昇が必ずしも幸福度の上昇をもたらさないこと。そして国際比較で所得がある水準以上になると幸福度が頭打ちになること。

京都女子大学現代社会研究『幸福のパラドックスについてのノート』から引用

僕自身、デンマークに行ってお金(所得)以外の要因も、人々の幸せを大きく左右していると感じました。

圧倒的な社会保障による生活面の安定

デンマークは世界でも有数の福祉国家です。

所得税55%(市税21%、県税11%、国税23%)、消費税25%(食料品も全て25%)、車の購入は280%と、かなり高い税金を納めます。

その代わり、医療費、出産費、介護費、教育費など全て無料で、失業時や老後の保証もしっかりしてるのが特徴です。

まさに、「ゆりかごから墓場まで」国が面倒をみてくれます。

※現地の方から聞いた話だとよっぽどじゃない限り、医療に関しては自然治癒を勧められるらしいです(笑)

このように社会保障がしっかりしていると、生活面を気にせず、やりたいことをじっくり考えて決められたり、家族との時間や友達との時間を大切にできるのかなと思いました。

マズローの5段階欲求でいう2段階目までは社会保障で満たされているのかなと思います。

あらゆるところで時間に余裕がある

実際にデンマークの人と話して思ったことは、なんというか心に余裕があるなあ。ということです。(言葉で表現しづらいのですが、、)

労働環境でいうと、通常、週の労働時間は月〜木が8〜16時、金曜日は8〜13時までの37時間労働で、プライベートの時間を大切にできるように制度として決められています。

現地で話を聞いていても、労働時間内しか仕事はしないという意識が強かったです。

 

さらに、フォルケホイスコーレやエフタスコーレをはじめとする、人生に迷ったときに一歩立ち止まることが許される環境がデンマークにはあります。

28歳くらいで就職するのが、平均的だという話も聞きました。

 

人生に余裕がある。

というのは一つ、幸せの要素になるかもしれません。

スタンダードが存在しない

これは現地のコーディネータさんからお聞きしたことで、デンマークには「これが当たり前」「こうあるべき」「普通は〇〇」といった考えがなく、お互いを尊重する文化があります。

例えば、デンマークは離婚率が高いので複雑な家庭事情を持ってる子も少なくないですが、それを隠すことはありません。離婚後も家族で仲良く会うことも珍しくないそうです。

それは、スタンダードというものがなく、それぞれの家族のあり方がスタンダードである、という考え方が浸透してるからだそうです。

個人的には、尊重するというより「自分は自分で他人はそこまで気にしない」といった感覚に近い感じがしました。

他人からの評価などに焦点を当てず自分はどう在りたいのか(well-being)」を大切にする文化は素敵だなと思いました。

現地に行ってみることの価値

デンマークに行って改めて大事だと思ったことは、知らない世界を一度体感することです。

文字や人の話で入ってくる情報より、自分で体感して得た情報の方が、そこに対する納得感や理解の質が格段に上がるからです。

「百聞は一見に如かず」は本当でした。

まだまだ整理しきれていませんが、自分が体験したこと、感じたこと、日本でも取り組めることなど、これから発信していきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

COCOCOLOR EARTH(ココカラアース)
ライタープロフィール
つづき@Social Good
ココカラアースのエンジニア
教育系ベンチャーで創業インターン→デンマークいく🇩🇰→オランダのスタディツアーつくる🇳🇱→NGOの副代表理事→ココカラアースのエンジニアになる(Now!)