社会貢献を仕事に取り入れたいと考える人が増えています。

自身のキャリアを通じて社会に良い影響を与えることは、個人の満足感ややりがいを高めるだけでなく、社会全体の発展にも寄与します。

本記事では、本業や副業、プロボノとして社会貢献をする方法について詳しく解説します。

それぞれの選択肢の事例やメリット、デメリットを紹介し、自分に合った社会貢献の方法を見つける手助けをします。

また、社会貢献のための仕事を見つけられるサービスもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

本業で社会貢献をする

まず一番選択肢として多く取られるのが、本業で社会貢献をすることです。

自分が関心のある社会課題解決を行っている企業への転職を考えている人も多いのではないでしょうか。

本業で社会貢献をするには、大きく2つの方法に分かれます。

  • 社会的企業で働く
  • NPOで働く

社会的企業で働く

社会的企業とは、ソーシャルビジネスとも呼ばれており、営利の追求だけではなく社会的な問題解決を目指す企業です。

その領域は国際協力や教育、環境福祉など、多岐にわたります。最大の特徴は、寄付金などの外部資金に頼らず自社で事業収益を上げることで持続可能な社会課題の解決を目的としている点です。

最近では、社会的企業でのエンジニア募集も増えてきています。

関連記事
ソーシャルビジネスとは?様々な定義や歴史、具体例を解説!!

■事例紹介

オイシックス・ラ・大地(Oisix ra daichi)株式会社


※出典:オイシックス・ラ・大地株式会社公式サイト

株式会社LITALICO(りたりこ)

※出典:株式会社LITALICO公式サイト

■社会的企業で働くメリット

・一定の収入を得ながら社会貢献ができる
・ベンチャー企業が多く会社の成長に貢献できる
・社会貢献に関心のある人が働いている

■社会的企業で働くデメリット

・即戦力が求められる場合が多い
・給与・福利厚生面が整っていない場合もある
・正社員の場合、時間的拘束がある

NPOで働く

NPOと聞くと「ボランティア」をイメージする人もいると思いますが、NPOは利益を挙げることを許されています。

厳密にいうと利益のあげ方、使い方などに違いはありますが、法人形態が異なる点が社会的企業との違いになります。

こちらは、まだまだ求められる専門性の幅が全体的に狭い感じはしますが、自分の経験やスキルが合致する組織を探してみても良いかもしれません。

■事例紹介

認定NPO法人Florence

※出典:認定NPO法人Florence公式サイト

■NPOで働くメリット

・現場の最前線でサービスに関われる
・一定の収入を得ながら社会貢献ができる
・社会貢献に関心のある人が働いている

■NPOで働くデメリット

・給与や福利厚生面が整っていない場合が多い
・新卒での入社が難しい
・正社員の場合、時間的拘束がある

副業で社会貢献をする

エンジニアの専門性を活かして、副業で社会貢献をする方法もあります。

しかし、自分が関心のある分野に取り組んでいる団体や組織が必ずしも副業を受け入れているわけではないので注意が必要です。

また、一般的な副業エージェント、クラウドソーシングのような媒体に掲載されていない場合も多いので、難易度が高いです。

  • 技術顧問として仕事を請け負う
  • 単発で仕事を請け負う

技術顧問として仕事を請け負う

技術顧問として仕事を請け負う方法があります。

難易度は高めですが、自分の関心のある分野に取り組んでいる組織に報酬をいただきながら、継続的に関われます。

■技術顧問として仕事を請け負うメリット

・収入を得ながら社会貢献ができる
・継続的に組織に関われる

■技術顧問として仕事を請け負うデメリット

・一定水準以上のスキルと経験がないと難しい
・オファーがくるような人脈が必要な場合が多い
・本業との両立が難しい

単発で仕事を請け負う

単発で仕事を請け負うこともできます。

具体的にいうと、Web制作案件や一つの機能を作るシステム案件などです。

見つけるのが少し難しいですが、気軽に自分のスキルを活かして社会貢献をすることができます。

■単発で仕事を請け負うメリット

・スモールに関わることができる
・本業との両立が比較的簡単にできる
・収入を得ながら社会貢献ができる

■単発で仕事を請け負うデメリット

・単発で関わることになる
・見つけるのが少し難しい
・納期に追われる

プロボノとして活動する

プロボノとは、社会人のボランティアのことです。専門性を活かしたボランティア活動になります。

プロボノに報酬は出ませんが、時間を調整したい方や報酬に関係なく、エンジニアとして何か組織に貢献したい人にはおすすめです。

また、プロボノの場合はエンジニアとして関われる組織を探すのも比較的簡単になります。

■プロボノとして活動するメリット

・本業とは別の技術が試せる
・顧客やメンバーとの距離が近い
・時間の調整ができる

■プロボノとして活動するデメリット

・無償での活動になる
・優先順位が下がりやすくなる

本業・副業・プロボノを見つけられるサービス6選

本業・副業

DRIVEキャリア
https://drive.media/career

日本仕事百科
https://shigoto100.com/

activo
https://activo.jp/

プロボノ

サービスグラント
https://www.servicegrant.or.jp/

二枚目の名刺
https://nimaime.or.jp/

ShareWorks
https://www.shareworks.biz/introduction

まとめ

社会貢献を仕事に取り入れることは、多くの人々にとって非常に有意義な選択です。

本業として社会的企業やNPOで働く方法、副業として技術顧問や単発の仕事を請け負う方法、そしてプロボノとして活動する方法など、さまざまな形で社会に貢献することができます。

各方法にはそれぞれのメリットとデメリットがあり、自分に合った方法を見つけることが重要です。

最後に紹介したサービスを利用して、自分のスキルや志向に合った社会貢献の道を見つけ、積極的に取り組んでみてください。

社会に良い影響を与えると同時に、自分自身の成長や充実感も得られることでしょう。

関連記事
【体験談】ライターが社会貢献をする5つの方法
社会貢献を仕事にする9つの選択肢を事例をもとに解説!