今回インタビューさせていただいたのは、株式会社リブセンスに勤める河原礼奈さんです。
NPO法人でツアーの主催などを行っていた彼女は、なぜ株式会社リブセンスへの就職を決めたのでしょうか?
第2弾では、河原さんの就活体験に注目しています。
河原 礼奈(かわはら あやな)
獨協大学 法学部卒
大学1,2年生は、東北で活動する学生団体でボランティア活動を行う。3年生からは、NPO法人でカンボジアやアフリカのルワンダなどのツアーを手掛ける。
その後、株式会社リブセンスに21卒で入社。
現在は、マッハバイトの事業開発グループに所属。
就職というキャリアを選んだ理由
ーーー就職をしない選択肢はありましたか?
ツアーやコミュニティの事業をやっていたので、フリーランスや起業も考えました。
色々なアイデアはあったのですが、起業のリスクを取ってまでやりたいと思えるものが出てこなかったです。
そんな時に、自分自身の今後について突き詰めて考えた結果、事業づくりの力をつけたいという思いが強いことがわかりました。
そこで、事業づくりの力をつけるために就職を決めて、それ以外の選択肢をバッサリと切りました。
なので就職活動を始めたのが、少し遅めで4年生の6月ごろでした。
ーーー事業づくりの力をつけたいという思いの背景にはどんなものがありましたか?
将来やりたいことが、社会に対して何かをしたい・困っている人の為に事業を起こしたいと思う人のサポートをすることです。
なので、将来はNPOやソーシャルビジネスの経営企画としてサポートしたいなと思っています。
そのためには、事業を0⇨1や1⇨10にできる力、プロダクトが市場において顧客に選ばれる戦略を導く力をつける必要があると考えました。
ーーー6月からの就活は大変でしたか?
大手は終わっていましたが、私が志望していたベンチャーの業界は通年採用やエージェント経由のみで募集が続いていたため、そこまで問題には感じなかったです。
自己分析は人との壁打ちが大切
ーーー自己分析はどのようにやっていましたか?
現状と理想、そのギャップをひたすら書き出して、色々な人に話して深掘りをしてもらっていました。
具体的には、大切にしている価値観やワクワクすること、持っているスキルなど現状の分析をしっかりと整理していました。
他者の視点が入ると、自分1人での自己分析では分からなかったことが分かるようになります。
なので10回以上は壁打ちをさせてもらったと思います。
就活の軸と受けた企業の探し方
ーーー就活で大切にしていた軸はありますか?
1番は自分が身につけたい力を1年目から得られる環境に身を置けるか、1年目からかなりのストレッチゾーン(安心感や居心地の良さを感じる領域から出て、自らの成長のために負荷をかける状態)になるのかを大切にしていました。
それ以外では、「自分とビジョンが一致している」、「ビジョンを軸に事業を展開している」、「自社の事業を持っている」などをプラスアルファで見ていました。
ーーー実際に受けた企業と探し方を教えてください。
HRtech・webマーケ・コンサルあたりのスタートアップからベンチャーの規模の企業を15社くらい受けました。
探し方は、Newspicksの記事やWantedly、Matcherを通して紹介してもらうなどして、最終的にはGoodfindというエージェントを通じてリブセンスと出会いました。
就活で感じた課題と対策
ーーー就活を通して課題に感じたことはありましたか?
就活の序盤は、就活のイロハがわからなかったので苦労しました。
ESは何を書くの?
ガクチカって?
どこで企業を探せるんだろう?
このような本当に基本的なことは、TwitterやYouTubeで情報を集めました。
中盤では、面接に受かることが目的となっていないか注意していました。
面接で自分の意思ではなく受かるために回答していないか、面接が終わったあとに違和感がなかったかなど意識していました。
終盤では、就職先に迷いましたね。
リブセンス以外に新規事業コンサルの企業から内定を頂いていました。
こちらの企業も大手の新規事業のコンサルから、スタートアップまで関わることができ、最終面接では新規事業の提案という課題があり刺激的でした。
最終的には、価値観を重視してワクワク感や直感でリブセンスに決めました。
「ボランティアを職業にする」というビジョンをもとに活動中
出版:日本一詳しいボランティアガイド ~初心者から仕事にしたいあなたまで~
ブログ:ボランティアキャリア
Twitter:よしだこうき/ココカラアース
この記事の監修者
吉田宏輝
COCOCOLOREARTH代表、社会活動家。
COCOCOLOREARTHでは、社会課題解決を軸にした就職・転職活動を支援するインタビューメディアの代表として、100人以上の社会活動家にインタビュー、記事執筆やイベント登壇などを行う。