どんな人にも生まれてきた意味がある#1~株式会社はぐくむ・平山裕三さん~

民間企業
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今回インタビューをしたのは、株式会社はぐくむで教育事業を統括する平山裕三さん。

現在、自分軸で生きる生き方へのシフトを支援する彼は、むかし人には言えない秘密を抱えていた。それは同性愛者ということ。

学生時代にはそのことを秘密として抱え込み、大きなストレスを抱えた。
ただ、ある出会いを通して自分自身に向き合い、カミングアウトという決断をする。

そして今は「一人ひとりがともに生きるよろこびを感じ合える社会を築く」というビジョンを掲げて活動をする。

彼はなぜ、カミングアウトという決断をしたのか、そして現在の活動を通してどのような社会を実現したいのか。3回に分けて伺っていく。

今回、第1弾は平山さんの現在について。

 

平山 裕三(ひらやま ゆうぞう)

1985年、宮城県生まれ。首都大学東京経営学部卒業後、ソフトバンク株式会社就職。法人営業部トップの成績を収めるも、2011年に退職。現在は株式会社はぐくむに入社し、大学生向けのコーチングや企業向けの採用コンサルティングに従事。個人としても、NPO法人バブリングでの活動や、社会人向けのプライベートコーチングなどもおこなっている。

 

現在の活動

「はじめまして。」とインタビューが始まる。
まずは今の事業内容について。

—株式会社はぐくむの活動について教えてください。

「株式会社はぐくむでは、一人ひとりがともに生きるよろこびを感じ合える社会の実現を目指して、個人向けキャリア教育事業や法人向けコンサルティング事業、新しい暮らし方・生き方の提案をするタウン事業を行っております。」

ほうほう。はぐくむでは、一人一人が幸せに生きるために、個人や会社の相談に乗ったり、タウン事業で新しい暮らし方を提案したりしているようだ。

でも、タウン事業ってなんだろう?
少し気になったので聞いてみた。

—タウン事業についてもう少し詳しく教えていただきたいです。

「タウン事業はまちづくりです。私たちは創業当時から日本の教育を変えたいという想いがあるので、大学生向けの教育事業と法人向けのコンサルティング事業をやっていました。

ただこれらをやる中で彼らの生き方が変わっていく部分はあるものの、5ヶ月という限られた時間ですので、人によってはプログラム終了後壁にぶつかって悩んでしまうケースもありました。

そうした課題の中で自分たちの実現したい未来のために、教育プログラムに加えて、もっと暮らしに根付いた事業をしていくことが必要であると気が付きました。

そこで、まちや暮らしを考えた上でそこにあるものは「衣・食・住」です。

それらを変えていくために、自分軸で生き、実現したい未来を形にする人が集まる「はぐくむハウス」というシェアハウスを立ち上げ、食×学び×対話がはぐくむ豊かなつながり、彩りのある人生を味わうコミュニティーレストラン「はぐくむ湖畔」をオープンしました。」

なるほど、タウン事業とは、より人々の深くと関わっていくためのまちづくり。
人々の暮らしに根付くために、シェアハウスの設営やレストランの経営を行っているんだ。

はぐくむでの事業内容はわかった。ではそこで、平山さんは何をしているのだろうか。

—平山さんは、株式会社はぐくむでどのようなお仕事をなさっているのですか?

「私は大学生から社会人に向けた教育事業を統括しております。
主に、実現したい未来を描き形にするLIFE DESIGN SCHOOLというプログラムと、大切な人の人生にインパクトを与えるはぐくむコーチングスクールを企画・運営し、ファシリテーターとして活動しています。」

なるほど。平山さんはひとに向き合っているのか。その中で、その人の願いを鮮明にする手伝いをしたり、人の手助けができる人材を育てていたりするようだ。

一人一人に向き合っていく仕事。地道に思えるがそこにはどんな魅力があるのだろうか。

活動でのやりがい

—活動を通して、感じたやりがいや印象に残っているエピソードはありますか?

「印象に残っているエピソードは数えきれないくらいあります。

学生時代のいじめの経験から、周りの目を気にして生きていたけど、自分の使命に気づき、人が変わったようにイキイキと輝いていった人。
セクシャリティで悩んでいたけど、家族や大切な人へカミングアウトすることを決意した人。
様々な背景から、生きることにネガティブに捉えていたけど、生きることを決意し、幸せになると決めた人。

どんな人にも生まれてきた意味があり、生命を輝かせて生きられる可能性があると思っています。

関わっている目の前にいる人が、仲間や自分の可能性を信じ、人生を前に進める決断や行動をしている姿を間近で見られるのは、この仕事でないと感じられないやりがいだと思っています。」

お話を聞いて想像しただけで魅力的だ。
きっと目の前で一人の人の目の輝きが変わり、生き方が変わっていく瞬間はかけがえのないものだろう。

ただ、そもそもなぜ平山さんは人に向き合い、人が幸せに生きていく手伝いをしていきたいと思ったのだろうか。

そこの背景には過去の平山さん自身の経験がある。

次回予告

自分がゲイであることに錠をかけ苦しんでいた平山さんは、大学時代に株式会社はぐくむとの出会い、錠を外しカミングアウトをして人生の舵を大きく切った。

文にすると簡単だが、そこにはきっと多くの葛藤や物語があるはずだ。

平山さんはどのようにしてはぐくむと出会い、カミングアウトという大きな決断に踏み切ったのか。

次回は平山さんの過去に迫る。

 

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