多夫多妻制という言葉をご存じでしょうか?
一夫多妻制は聞いたことがあるけど、多夫多妻制は初めて聞いたという方も多いのではないでしょうか?
少子高齢化が進む中、一夫多妻制や多夫多妻制に注目が集まりつつあります。
この記事では、多夫多妻制について解説していきます。
多夫多妻制とは
多夫多妻制とは、男性も女性も複数の夫または妻を持つことが許される制度です。
新たに妻を増やしたい人、夫を増やしたい人は、妻や夫に許可をもらうことで重婚が可能になります。
また、多夫多妻制には、以下のパターンが考えられます。
①夫と妻がそれぞれ 2 人以上で、お互いに婚姻関係を結んでいる状態
②夫と妻が、それぞれ別の配偶者をもつ状態
③その他の状態
多夫多妻制が認められている国はある?
弊メディアで調査をした結果、現在、多夫多妻制が認められている国を見つけることはできませんでした。
ただし、一部の部族では行われている可能性もあります。
過去には、ベトナムのビントゥアン省ハムトゥアンバック郡のラーザ村や同省タインリン郡のラーガウ村に住むコホー(K’hoまたはCo Ho)族の間で多夫多妻制が認められていたことがわかっています。
日本で多夫多妻はある?
もちろん、日本で多夫多妻制は認められていません。
配偶者のある者が離婚しないで重ねて婚姻をしたとき、重婚罪として、2年以下の懲役が処せられます。
過去にも多夫多妻制は認められていません。
しかし、江戸時代以前は一夫多妻制が認められていました。
富裕層が「妾」を取るのはよくあることであり、違法にも犯罪にもならなかったのです。
関連用語も知っておこう!
一夫多妻制とは
一夫多妻制とは、1人の男性が複数の女性と暮らすことを認めることです。
知っての通り、日本は一夫一妻制です。
配偶者のある者が離婚しないで重ねて婚姻をしたとき、重婚罪として、2年以下の懲役が処せられます。
しかし、世界には一夫多妻制を認める国もあります。
≫一夫多妻制の国ってどこ??認められる国と認められない国を解説
一妻多夫制とは
一妻多夫制とは、1人の女性が複数の男性と結婚することです。
ポリアンドリーと呼ばれることもあり、人間だけでなく鳥類や哺乳類を見ても、少ない配偶システムと言われています。
多くの国では非合法ですが、伝統が残る一部の地域では社会的に受け入れられる場合もあります。
女性の人口比率が過度に低い場合や経済的に貧しく。
1人の男性によって養うことが難しい地域で、このような制度がみられる場合が多いです。
≫一妻多夫制とは?認める国や日本の歴史、南アフリカの事例を解説!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
多夫多妻制とは、男性も女性も複数の夫または妻を持つことが許される制度です。
我々で調査をした結果、現在、多夫多妻制が認められている国を見つけることはできませんでした。
日本で、一夫多妻制や多夫多妻制が認められるようになるには、様々な法改正や新たな制度が必要になるでしょう。
この記事の監修者
吉田宏輝
COCOCOLOREARTH代表、社会活動家。
COCOCOLOREARTHでは、社会課題解決を軸にした就職・転職活動を支援するインタビューメディアの代表として、100人以上の社会活動家にインタビュー、記事執筆やイベント登壇などを行う。