選択肢の1つにはジャーナリストも
ーーー様々な活動をする中で、就職以外の選択肢はありましたか?
学生時代の活動からジャーナリストのような仕事にも憧れはありました。
しかし、経済的な問題やビジネススキルの必要性、キャリア形成、近い志を持つ仲間との出会いなどの理由で専業にすることは選ばなかったです。
少々保守的な考え方にはなりますが、自分の関心と得たい能力が身に付く環境で社会人として経験を積むことにしました。
大切にしていた3つの就活の軸
ーーーそのような理由で就職されたのですね。就活で大切にしていた軸はありますか?
大きく3つの軸を持っていました。
1つ目は、環境問題および動物の社会問題に対して保守的ではなく精力的に行動していること。
もちろん動物の社会課題に関われれば一番ですが、企業がかなり限られてしまうので、環境問題と視野を広げていました。
2つ目は、裁量権があり、自分の仕事がもたらす効果が見えやすいこと。
そして、3つ目は、そこで働いている方たちを尊敬し、好きになれそうかどうかです。
ーーー3つ目の軸を具体的に教えていただけますか?
仕事だけではなく、人生を通して関わり合えるような素敵な友人・先輩と働きたいという思いがありました。
もう少し具体的に言いますと、柔軟性やユーモアに富み、社会課題について真剣に語り合えたり、自身で課題感をもって取り組んでいるような人たちですね。
これは学生時代の活動から、誰と働くかということが、「何をするか」と同じくらい自分の中でとても大切だと感じていたからです。
UPDATERとの出会い
ーーーUPDATERとの出会いはなんでしたか?
出会いは、就活を考える前に参加したサステナブル・ブランドジャパンのイベントです。
たまたま訪れたUPDATERのブースで人生相談に乗ってもらったことがとても印象的でした。
ブース運営の仕事があるにもかかわらず、1人の学生に対して、1時間くらい親身に相談に乗っていただき、こんな利他的なことを当然のようにできる方と一緒に働きたいなと強く思いました。
そのため、就活を考えるときにもUPDATERがまず頭に浮かびました。
環境問題に取り組む企業を見極めるポイント
ーーー最近では、SDGsウォッシュという言葉もありますが、企業が環境問題に取り組んでいるか見極めるポイントはありますか?
正直、見極めるのはかなり難しいと思います。
1つの軸として、リスクヘッジやイメージアップを目的にした保守的なサステナビリティ推進企業ではなく、企業のミッションとして積極的に取り組む企業を意識して探してみました。
見極め方としては、社員の方々が個々に目的意識を持っているかどうかOB訪問をしたり、知見のある社会人の方に相談したりするなどの方法を使っていました。
UPDATERで身に付くスキル
この記事の監修者
吉田宏輝
COCOCOLOREARTH代表、社会活動家。
COCOCOLOREARTHでは、社会課題解決を軸にした就職・転職活動を支援するインタビューメディアの代表として、100人以上の社会活動家にインタビュー、記事執筆やイベント登壇などを行う。