2025年4月1日から、原則としてすべての新築住宅と非住宅に、省エネ基準への適合が義務づけられました。

国土交通省は、建築物分野が日本のエネルギー消費量の約3割を占めると説明しています。

参考:国土交通省の報道発表(2024年4月16日)、国土交通省「建築物省エネ法のページ」

省エネと聞くと、高性能な設備や太陽光パネルを思い浮かべる方が多いかもしれません。

ところが、窓の向きや庇(ひさし)の長さといった設計の工夫で、そもそも必要なエネルギーを減らす考え方があります。

それが「パッシブデザイン」ですが、断熱や太陽光発電とどう違うのかは、意外と説明しにくいものです。

その違いがわかると、ZEHや断熱等性能等級といった用語との関係も、すっきり整理できます。

この記事では、パッシブデザインの定義とアクティブデザインとの違いから、代表的な手法、メリットとデメリット、日本の制度、企業の実践例、関わる仕事までを解説します。

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以下のページを開くと、環境問題の記事が並んでいます。

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パッシブデザインとは

パッシブデザインとは、断熱、日射遮蔽、自然換気、昼光利用といった建築計画上の工夫によって、建物が必要とするエネルギーそのものを減らす設計の考え方です。

環境省のZEB PORTALは、ZEBの解説で、これらを「パッシブ技術」と呼んでいます。

周辺環境や室内環境を適正に保ちながら、建物の負荷を抑える建築計画的な技術という位置づけです。

公的な資料では、この考え方は「パッシブ技術」という言葉で説明されています。

パナソニック ホームズ株式会社は、自社コラムで、自然のエネルギーを活用する住宅設計手法と説明しており、住宅の分野では「パッシブデザイン」という呼び方が使われます。

参考:環境省ZEB PORTAL「用語集」、パナソニック ホームズ「パッシブデザインとは?メリット・デメリットを紹介」

アクティブデザインとの違い

環境省のZEB PORTALが「パッシブ技術」「アクティブ技術」として説明している内容を、両者の違いとして表にまとめました。

項目 パッシブデザイン アクティブデザイン
考え方 建築的な工夫で、必要なエネルギー(需要)を減らす 設備を使って、エネルギーを効率よく使う
主な技術 外皮の断熱、日射遮蔽、自然採光、自然換気 高効率の空調、高効率の照明、全熱交換器による換気

「ZEBを実現するための技術」のページは、検討の順番も示しています。

最初にパッシブ技術で需要を減らし、次に必要な需要をアクティブ技術で無駄なく使い、最後にそのエネルギーを創エネ技術で賄う順番です。

太陽光発電のような創エネ技術は、アクティブ技術とは別の項目です。

再生可能エネルギーそのものについては、以下の記事で解説しています。

≫再生可能エネルギーとは?脱炭素社会を支える新しい働き方を紹介

参考:環境省ZEB PORTAL「ZEBを実現するための技術」


なぜ今、住まいの省エネが求められているのか

パッシブデザインがいま語られているのは、建物が使うエネルギーの量が、国の削減目標と直結しているからです。

建物と家庭が占めるエネルギーと排出量

国土交通省は、2050年カーボンニュートラルと2030年度の温室効果ガス46%削減(2013年度比)に向けて、建築物分野の取組が急務だと説明しています。

建築物分野が占めるのは、日本のエネルギー消費量の約3割です。

環境省の広報誌ecojin(2025年12月3日)は、日本の二酸化炭素(CO2)排出量のうち、家庭部門が約15%を占めると紹介しています。

参考:国土交通省「建築物省エネ法のページ」、環境省ecojin「快適で安心、「ZEH」は未来の住まいのスタンダード」

気候変動の原因や影響は、以下の記事で確認できます。

≫【2026年最新】気候変動とは?原因・影響・対策をわかりやすく解説

2030年度の削減目標が、どの国際合意にもとづくのかは、以下の記事が参考になります。

≫パリ協定とは?意味や目標、日本の現状をわかりやすく解説

パッシブデザインの代表的な手法

環境省は、パッシブ技術の例として、断熱、日射遮蔽、自然換気、昼光利用を挙げています。

これを住宅でどう形にするかは、2025年3月に公表された「設計ガイド」が、窓の選び方から気密の考え方まで示しています。

環境共生まちづくり協会が作成し、国土交通省住宅局が編集に協力した資料で、断熱等性能等級6・7の住宅が主な対象です。

窓の方位、気密、蓄熱も加えて、代表的な6つの手法を順に紹介します。

日射の取得と遮蔽

窓には、日射熱を取り入れる役割(取得)と、遮る役割(遮蔽)の両面があります。

設計ガイドは、冬の日射取得と夏の日射遮蔽のバランスを考えて、窓を選ぶ必要があると説明しています。

日射取得型の窓は、冬に室内を暖めるのに効果的ですが、夏は軒・庇、すだれ、ブラインドなどで日射を遮る必要があります。

日射遮蔽型の窓は、夏の室温上昇を抑えるのに効果的ですが、冬の日射も遮るため、とくに寒冷地では選び方に注意が必要です。

同ガイドは、初夏から初秋は太陽の高さがやや低く、軒・庇があっても日射を防ぎきれないため、遮蔽部材の長さや角度の調整が必要だと述べています。

参考:設計ガイド(2025年3月)

窓の方位と大きさ

国土交通省の「住宅の省エネルギー基準と評価方法2024」は、日射の当たりやすさを表す方位係数を示しています。

方位係数とは、水平面の日射量を1としたときの、垂直面(壁や窓の面)の日射量の比率です。

東京など6地域の値を、冷房期(夏)と暖房期(冬)に分けて抜き出しました。

方位 冷房期 暖房期
北 0.341 0.261
東 0.512 0.579
南 0.434 0.936
西 0.504 0.523

暖房期は南面が最も大きく、冷房期は東面と西面が南面を上回ります。

同省の講習テキスト(2020年度)の6地域のモデルでは、主な窓を南向きにしたときに年間の暖冷房エネルギーが最も少なく、北西と北東のときに最も多くなりました。

一方で、窓は大きければよいわけではありません。

同じモデルの比較で、窓と外壁の面積比を10%から15%にすると、窓と外壁を合わせた熱損失が22%増えました。

壁の熱貫流率が0.53W/(㎡・K)、窓が4.65W/(㎡・K)のモデルでの数値です。

設計ガイドは、南面に大きな開口を設けて冬の日射を取り入れ、東西面の開口はやや小さめにして夏の日射取得を抑える考え方を示しています。

参考:住宅の省エネルギー基準と評価方法2024、講習テキスト(2020年度)、設計ガイド(2025年3月)

断熱・気密

断熱性能の指標として、環境省の住宅脱炭素NAVIは、UA値とηAC値を挙げています。

UA値は、外皮(建物の外気に接する部分)から逃げる熱の量を、外皮の総面積で割った数値で、小さいほど高性能です。

ηAC値は、冷房期に太陽の日射が室内へ入りやすい度合いを示し、小さいほど日射が入りにくくなります。

国土交通省の住宅性能表示は、全国を8つの地域に分けて基準値を定めており、東京など6地域のUA値は、断熱等性能等級4で0.87以下、等級5で0.60以下です。

断熱性能を高めるほど、隙間からの熱の出入りを防ぐ気密性も重要になるため、断熱と気密はセットで考える必要があります。

数値は、図面の上だけで決まるわけではありません。

国土交通省の講習テキスト(2020年度)は、断熱材を無造作に施工すると、断熱欠損や隙間が生じて、断熱性能が十分に発揮されないと指摘しています。

参考:環境省 住宅脱炭素NAVI「省エネ住宅とは」、国土交通省「断熱性能」、省エネ上位等級の創設(国土交通省)、講習テキスト(2020年度)

自然換気と通風

自然換気は、環境省がパッシブ技術に挙げる手法で、住宅では通風の設計になります。

設計ガイドは、断熱性の高い住宅では、春と秋の中間期に冷房の負荷が大きくなる傾向があると見ています。

その対策として、地窓と高窓を組み合わせ、上下の温度差を使って通風・換気ができる窓を配置し、こもった熱を外へ出す方法が紹介されています。

参考:設計ガイド(2025年3月)

昼光利用

環境省のZEB PORTALは、昼光利用を自然採光として、建物の開口部から昼間の自然光を取り入れ、人工照明の利用を減らす技術と説明しています。

参考:環境省ZEB PORTAL「ZEBを実現するための技術」

蓄熱

蓄熱は、熱をためやすい材料で室温の変化をゆるやかにする手法です。

建築研究所の「自立循環型住宅設計技術資料」は、日射熱の利用を集熱・断熱・蓄熱の3つで整理しています。

このうち蓄熱は、部位が日中に熱を吸収し、夜間に放熱することで室温の低下を防ぐ働きです。

夏は逆に、夜間の冷気を蓄えて日中の冷却効果をもたらします。

有効な部位は床、外壁、間仕切り壁、天井で、熱容量が大きいほど室温の変動が小さくなります。

石やコンクリートなら、厚さ15〜20cm以内が有効とされています。

参考:建築研究所「自立循環型住宅設計技術資料」(2010年)


パッシブデザインのメリット・デメリット

パッシブデザインには、光熱費や室温といった暮らしに直結する良さと、費用や設計の面での注意点があります。

パッシブデザインのメリット

環境省の住宅脱炭素NAVIは、東京23区(地域区分6)の一戸建(120㎡)のモデルで、暖冷房の光熱費を試算しています。

居室にルームエアコンを設置する想定で、断熱等性能等級ごとに比べています。

断熱等性能等級が上がるほど光熱費は下がり、年間の暖冷房光熱費は、等級4で87,652円、等級5で61,305円、等級6で55,093円です。

電力の単価は、東京電力の電灯B契約の2023年10月時点の値をもとにしています。

断熱性能の違いによる差を示した数字で、パッシブデザインの効果そのものを測ったものではありません。

WHO(世界保健機関)は、住宅の冬の室温を最低18℃以上にするよう勧告しています。

18℃を下回ると、血圧の上昇やヒートショックなどのリスクが高まります。

参考:環境省 住宅脱炭素NAVI「消費者向け情報」

パッシブデザインのデメリット

まず、初期コストが増えます。

設計に高度な専門知識が必要で、専門性をもつ施工業者を見つけにくい場合もあります。

断熱性を高めようとして窓を極端に小さくすると、かえって暖冷房の負荷が増えることがあります。

すだれやブラインドなどの日射遮蔽部材は、住まい手が閉めたり角度を調整したりして初めて働きます。

また、基準値は8つの地域ごとに違うため、同じ設計をどこでも使えるわけではありません。

参考:パナソニック ホームズ「パッシブデザインとは?メリット・デメリットを紹介」、設計ガイド(2025年3月)

設備が不要になるわけではない

パッシブデザインは、設備をなくす考え方ではありません。

設計ガイドは、高断熱の住宅に合った暖冷房設備と換気設備の選び方を、設計の視点に挙げています。

住まいの省エネに関わる日本の制度

省エネ基準の義務化、ZEH、ZEB、長期優良住宅は、名前は似ていても、対象も始まった時点も違います。

制度・基準 内容 時点・対象
省エネ基準適合義務 住宅では、断熱等性能等級4と一次エネルギー消費量等級4に相当する基準への適合 2025年4月1日施行。同年4月以降に着工する原則すべての新築住宅・非住宅(10㎡以下は対象外)
ZEH水準 断熱等性能等級5と一次エネルギー消費量等級6 国土交通省のページは、2030年に新築の標準になると示す
ZEH 高断熱化と省エネ設備で20%以上の省エネを実現し、太陽光発電などで年間のエネルギー収支ゼロ以下を目指す住宅 環境省の説明
ZEB パッシブ技術、高効率な設備、再生可能エネルギーで、年間の一次エネルギー消費量の収支ゼロを目指す建築物 ZEB PORTALが紹介する資源エネルギー庁の定義。省エネ率などで4段階
長期優良住宅 新築の認定基準がZEH水準に強化 2022年10月。新築の認定制度は2009年6月に開始

国土交通省は、気候変動対策の一環として、2025年4月以降に着工する住宅などの適合義務化を説明しています。

基準を満たす側を後押しする仕組みも、あわせて用意されています。

環境省は、2025年4月25日更新のページで、戸建住宅のZEH化等支援事業や、既存住宅の断熱リフォーム支援事業などを挙げています。

参考:国土交通省の報道発表(2024年4月16日)、国土交通省「省エネ基準引き上げへ」、省エネ上位等級の創設、環境省「住宅のZEH・省CO2化促進」

参考:長期優良住宅認定基準の見直し、長期優良住宅制度の概要、住宅脱炭素NAVI「省エネ住宅とは」、ZEB PORTAL「ZEBの定義」


パッシブデザインの企業・実践事例

太陽熱を取り込む住宅から、大規模な事務所のZEB計画まで、パッシブデザインの考え方は実際の建物で形になっています。

ここで取り上げる3つは、各社の公式サイトと国土交通省のページで確認できた2026年9月時点の内容で、性能や優劣を比べるものではありません。

OMソーラー株式会社

OMソーラー株式会社は、1987年2月に設立された、静岡県浜松市の企業です。

屋根で集めた太陽熱を空気で運んで床下を温めたり、お湯をつくったりするシステムを、会員工務店を通じて提供しています。

公式サイトの歴史のページには、住宅約27,000棟、施設建築約750棟に導入されていると載っています。

参考:OMソーラーの歴史、会社概要、OMソーラー「私たちの暮らしと熱」

株式会社日建設計

国土交通省のページに、2023年度サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)の「日本ガイシZEBプロジェクト」が載っています。

愛知県名古屋市熱田区の事務所(延床面積4,416㎡)で、提案者は日本ガイシ株式会社、設計者は株式会社日建設計です。

提案概要には、パッシブデザインの「高断熱化、自然エネルギー利用」と、アクティブデザインの「高効率機器の採用や汎用的な省エネ技術」を実施し、ZEBの実現を目指すとあります。

掲載されているのは計画段階の提案概要までで、ZEBのランクや省エネ率は示されていません(最終更新は2024年3月27日)。

参考:国土交通省「日本ガイシZEBプロジェクト」

パナソニック ホームズ株式会社

パナソニック ホームズ株式会社は、自社コラムで、南側の大きな窓による日射熱利用暖房、軒やひさしによる遮蔽、昼光利用、通風、高気密・高断熱化を挙げています。

住まいやまちづくりに関わる企業の一覧は、以下の記事にあります。

≫まちづくりに取り組む企業10選!就職・転職におすすめのベンチャーから大手企業

パッシブデザインに関わる仕事

パッシブデザインは、窓ひとつの位置にも根拠が求められる分野です。

図面を引く人、性能を数字で裏づける人、現場で形にする人、建物の価値として評価する人が、それぞれの立場で関わっています。

建築設計者

住宅や建物の窓の種類、大きさ、配置、軒・庇の長さ、外構の植栽を、地域と敷地に合わせて決める仕事です。

設計ガイドには、設計の意図を住まい手に伝えるポイントも整理されています。

気候や立地を読み解く力に加えて、その意図を住まい手の言葉で説明する力が、この仕事では生きます。

入口のひとつが建築士で、2020年3月1日から、実務経験は受験の時点ではなく、免許登録までに積めばよいことになりました。

学校を出てすぐに受験し、働きながら実務経験を重ねる進み方が選べます。

参考:国土交通省の報道発表(2019年9月6日)

省エネ計算・ZEBの設計支援

UA値やηAC値、一次エネルギー消費量を計算し、基準に合う設計を支える仕事です。

一般社団法人環境共創イニシアチブは、2025年度のZEB実証事業で、ZEBの相談窓口を持ち、設計支援などの活動を公表する事業者を、ZEBプランナーと定めています。

数字を扱うことが好きな人や、ほかの分野で計算・検証の経験を積んだ人が、力を発揮しやすい領域です。

参考:環境共創イニシアチブ「ZEBプランナー」(2025年度)

現場で性能をつくる施工の仕事

図面に書かれた断熱と気密を、現場で実際の性能にする仕事です。

断熱材の入れ方ひとつで結果が変わるため、施工管理者や大工は、納まりや順序をその場で判断します。

住宅の現場監督や職人として積んだ経験は、省エネ住宅の現場でそのまま強みになります。

工務店やハウスメーカーの施工部門が、主な入口です。

建物の環境性能を評価する仕事

建物の環境性能は、投資家が企業を評価する材料にもなっています。

設計や運用の工夫を、不動産や企業の価値として説明する役割です。

CSRデザイン環境投資顧問株式会社の宮澤大喜さんに、そのキャリアを聞きました。

≫環境問題やESGを軸にしたキャリアの歩み

環境分野の仕事や、創エネ側の企業は、以下の記事で紹介しています。

≫環境問題に携わる仕事がしたい!就活・転職に役立つ業界・業種を解説

≫再生可能エネルギー業界で働くには?仕事内容・必要スキル・キャリアパスを解説

≫再生可能エネルギーに取り組む企業10選!就職・転職におすすめの大手企業からベンチャー


よくある質問

パッシブデザインについて、読者の方からよく寄せられる3つの質問に答えます。

Q. パッシブデザインとは何ですか?

A. パッシブデザインとは、断熱、日射遮蔽、自然換気、昼光利用といった建築計画上の工夫によって、建物が必要とするエネルギーそのものを減らす設計の考え方です。環境省のZEB PORTALは、これらを「パッシブ技術」と呼んでいます。窓の向きや庇の長さ、断熱の性能などを、設計の段階で決めます。自然の力を、建物の形や素材で活かす発想です。設備で効率を高めるアクティブデザインや、太陽光発電などの創エネと組み合わせて検討します。

Q. パッシブデザインとアクティブデザインの違いは何ですか?

A. パッシブデザインは、断熱や日射遮蔽、自然採光、自然換気で、必要なエネルギーの量そのものを減らす考え方です。アクティブデザインは、高効率の空調や照明、全熱交換器による換気のように、設備を使ってエネルギーを効率よく使う考え方です。環境省のZEB PORTALは、ZEBを実現する順番として、パッシブ技術で需要を減らし、アクティブ技術で無駄なく使い、創エネ技術で賄うことを示しています。どちらか一方ではなく、順番をつけて組み合わせて検討します。

Q. パッシブデザインのデメリットは何ですか?

A. パッシブデザインのデメリットは、初期コストが増えやすいこと、設計に高度な専門知識が必要なこと、地域や敷地で最適な設計が変わることです。専門性をもつ施工業者を見つけにくい場合がある点も、パナソニック ホームズ株式会社の自社コラムが挙げています。環境共生まちづくり協会の設計ガイドは、窓を極端に小さくすると暖冷房の負荷が増えることや、日射遮蔽部材を住まい手が操作する必要があることも示しています。そのため、設計の初期から専門家と相談することが大切です。

まとめ

パッシブデザインとは、日射、断熱、通風、昼光といった建築計画上の工夫で、建物が必要とするエネルギーそのものを減らす設計の考え方です。

ZEBの検討では、パッシブで需要を減らしてから、設備と創エネを組み合わせる順番が示されています。

まずは身近な建物の南側の窓と庇を見て、夏と冬の日射をどう受けているかを、考えてみてください。

ココキャリアの掲載企業から、住まいや建物、エネルギーに近い事業の会社を探すのも、ひとつの方法です。

窓や庇に目を向けると、設計の意図を探す楽しみが生まれます。

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