日常の買い物で、少しでも社会や環境の改善に貢献したい方も多いのではないでしょうか。

その思いを実現するのが「レインフォレストアライアンス(RA)」のマークです。

RA認証商品は、社会・経済・環境に配慮して生産されたことが客観的に評価されている商品です。

RA商品を購入することによって、環境だけでなく、生産者の人権の保護につなげられます。

今日は、「レインフォレストアライアンス」について知り、毎日の買い物に役立てていきましょう。


レインフォレストアライアンス(Rainforest Alliance: RA)とは

レインフォレストアライアンス(RA)認証商品とは、社会・経済・環境の面から責任のある生産がされた農場の商品です。

認証はレインフォレストアライアンスというNPOが実施し、独立した第三者機関が以下の4つのポイントに分け、評価しています。

森林・・・自然林に農地を拡大しないなど、自然林を保護しているか。

気候・・・森林を管理することによって炭素吸収を維持し、地球温暖化防止に貢献しているか。

人権・・・農園内で児童労働、ジェンダー不平等などの人権侵害がないか。

生活水準・・・農民が適切な収入が得られているか。

この評価基準をクリアした農場で生産された商品に認証マークが付けられるのです。

(https://www.rainforest-alliance.org/ja/より引用)

カエルは森林や人への配慮の象徴

RAのマークはカエルですが、それはなぜでしょうか。

カエルは、健全な森林には多く住むため、カエルの生息数と森林の健全度は相関があるそうです。

そこで、持続可能な農業を通じて、カエルがたくさんいるような健康な森林づくりを目指す、というメッセージが込められています。


レインフォレストアライアンス認証はなぜできた?

RAは国際環境保護NPOとして、1987年に設立されました。

そのミッションは、「人間と自然環境の保護」です。

以下の記事で詳しく説明しているように、特に途上国の農業従事者の多くは搾取や貧困に苦しんでいます。

チョコレートを知らないカカオ農家さん⁉︎#1〜Mpraeso合同会社CEOの田口愛さん〜 

また、特に熱帯雨林は農地拡大によって破壊され、生物多様性の消失や地球温暖化を加速させるのです。

そこで、RAは認証商品を通じて責任のある生産・販売・消費を促進し、これらの問題の解決に貢献しています。

2018年にはUTZという同様な理念を持った国際NPOと統合し、より強固なネットワークを築かれるでしょう。

≫森林破壊とは?私たちが今すぐに解決に貢献する3つの方法 


他の認証との違いは?

 

フェアトレード(FT)

FSC

バードフレンドリー

RAと共通する特徴

農家の搾取や環境破壊の改善を目指していること

森林を保護することを目的にしていること

森林を守り、生産者の生活水準を向上しようとしていること

RAと異なる特徴

FTは「取引」にフォーカスしているが、RAは「生産」にフォーカスしていること

FSCは農業以外のセクター(例えば製紙業)や森林管理者なども認証しているが、RAは農園にフォーカスしていること。

バードフレンドリーは渡り鳥の保護に焦点をあてていること

参考リンク

フェアトレードジャパン|fairtrade japan|公式サイト (fairtrade-jp.org)

FSC認証品総合サイト Tsunagu -つなぐ- (fsctsunagu.com)

バードフレンドリー®コーヒー公式サイト | その一杯が、鳥たちの休息地になる (bird-friendly-coffee.jp)

フェアトレード認証

どちらも、農家の搾取や環境破壊を改善するというポイントは共通しています。

ただし、フェアトレード認証は「経済」に主眼が置かれ、公正な取引を通じて消費者の自立を支援することがメインです。

その一方で、RA認証は環境・社会・経済の3面から優れている農場の商品を評価することによって、持続可能な社会を構築することを目的にしています。

FSC認証

どちらも、森林を保護するという共通の目的があります。

ただし、FSC認証は森林を保護すること、つまり農業以外の要因も含む森林破壊を防ぐということが目的です。

一方でRA認証は農園を管理することによって、森林を保護するという目的があります。

バードフレンドリー

どちらも森林を守り、農業従事者の生活水準を上げるという目的があります。

しかし、バードフレンドリーはその名の通り、渡り鳥の保護に重きをおいています。


RAに取り組んでいる企業や商品3つ

株式会社ローソン:まちカフェ

日本2位の売上があるローソンでRA商品を購入することができるのをご存じでしょうか。

「まちカフェ」のコーヒーはRA認証を取得した農園から豆を購入しているそうです。

【マチカフェ】探そう、カエルくん|ローソン研究所 

三喜屋珈琲株式会社

京都で1947年に創業した珈琲店です。

RAだけでなく、フェアトレード、バードフレンドリーのコーヒーも取り扱っています。

また、マイボトルの利用も推進するなど、環境に配慮した商品を多く扱う企業の1つと言えるでしょう。

三喜屋珈琲 

株式会社ユニフルーティジャパン

レインフォレストアライアンス認証を受けている商品はコーヒーがほとんどです。

しかし、ユニフルーティジャパンはバナナの認証を受けている日本では珍しい企業です。

ユニフルーティー ジャパン 

まとめ

レインフォレストアライアンスは熱帯雨林と農民の生活を守るために農園を管理し、認証する制度です。

そして、その認証された商品は意外と身近にあります。

持続的な農業開発に貢献していくための手段として、買い物の基準にしてみてはいかがでしょうか。