エシカル消費とは何か
エシカルEthicalとは英語で「倫理的な」という意味を持ちます。
言い換えると、「法的には決められてはいないが、人間が良心的に考えればこうなるよね?」と考える「社会的模範」と言えるでしょう。
最近では、「人や地球環境、社会に配慮した考え方や活動」が特に注目されています。
このように「人や地球、社会に配慮して行われる消費活動」のことをエシカル消費(倫理的消費)と言います。
エシカルジュエリーとは
人や地球環境、社会に配慮して作られたジュエリーがエシカルジュエリーです。
特に紛争と関わりがない素材を使用することと、ジュエリーが作られる過程で不当な労働をしていないジュエリーのことを指します。
コンフリクト・ダイヤモンド
コンフリクトダイヤモンドとは、紛争や戦争を起こしている反政府組織の主な資金源になっているダイヤモンドのことを指します。
反政府軍によって占拠された宝石鉱山からの宝石は非合法なやり方によって取引されていることが確認されています。
コンフリクト・フリー・ダイヤモンド
コンフリクト・ダイヤモンドでないものをコンフリクト・フリー・ダイヤモンドと言います。
日本に入ってくるダイヤモンドは全てコンフリクト・フリー・ダイヤモンドです。
2003年に「キンバリー・プロセス」という国際ルールに日本も加盟しており、同じ加盟国からしかダイヤモンドを輸出入してはいけない決まりになっています。
しかしながら、コンフリクト・フリー・ダイヤモンドだとしても、ダイヤモンドの生産過程で過酷な労働や児童労働を強いられている可能性があります。
エシカルジュエリーブランド
エシカルダイヤモンドを扱うジュエリーのブランドを紹介します。
EARTHRISE
EARTHRISEでは「ジュエリーの影に潜む紛争や児童労働、搾取、環境破壊といった〔負の連鎖〕ではなく、ジュエリーの背景にある素材の物語やつくる人、つける人の想い、美しい自然を未来へつむいでゆくこと。」をモットーにしているブランドです。
HASUNA
HASUNAの商品はお客様の手に届くまでのストーリ全てを美しく語ることができるとし、「関わるすべての人々が幸せで、環境を掻き乱すことのない、祝福されたジュエリー」を販売しています。
GYPPHY
GYPPHYのブランドコンセプトは「それぞれのライフシーンを彩るエシカルファインジュエリー」です。
長く大切に使ってもらえるよう宝石の石にもこだわりながら、どんな時でも使えるようなシンプルで自由なデザインが特徴です。
さらに、「ジュエリーを通して世界で起きている環境問題を少しでも解決し社会貢献をする」をブランド理念に掲げ、「モアサナイト」という鉱山の開発がなく、二酸化炭素排出量を抑える人口宝石を取り扱ったり、労働改善に取り組んでいる鉱山から取れた「フェアマインドゴールド」を取り扱っています。
まとめ
最近よく耳にするエシカル消費。
今回はエシカル消費の中でもエシカルジュエリーに注目してみました。
エシカルジュエリーブランドを調べてみると、それぞれのブランドが持つ色が様々で素敵でした。
確かに自分の好きなデザインだとか色とかでジュエリーを選ぶのもいいと思いますが、ブランドの掲げるビジョンや世界観に共感して、そこの商品を購入するといった選択肢を見せてくれるのもエシカルジュエリーの楽しみの一つなのではないでしょうか。
大学2年生「世界は平和ダァ」を合言葉に世界の子供の教育格差、体験格差を変えたいひと。
幸せの沸点は低く、心に余裕を持ってを大切に日々生きています。
自分の周りをワクワクできるような人間を目指しています。
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