環境に配慮した事業をしている会社で働きたい。

そう思っても、どの会社の取り組みが外から評価されているのかは見えにくいですよね。

手がかりのひとつが、環境省が主催するグッドライフアワードです。

「環境と社会によい暮らし」につながる取組を表彰する制度で、2013年度の第1回から2025年度の第13回までに479件が受賞しています。

そのうち公式サイトの分類で「企業」にあたる受賞は193件で、全体の40.3%です。

この記事では、2025年11月に発表された第13回の受賞39件をすべて掲載し、企業の受賞は直近5回分の98件を一覧にまとめます。

あわせて、分野や地域の傾向、受賞企業5社の取り組み、志望するときの見方まで紹介します。

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グッドライフアワードとは

グッドライフアワードとは、日本各地で実践されている「環境と社会によい暮らし」に関わる活動や取組を募集し、紹介・表彰する環境省のプロジェクトです。

2013年度に始まり、2025年度で13回目を迎えました。

企業、学校、NPO・任意団体、自治体、地域コミュニティ、個人と、誰でも応募できます。

受賞した取組を広く発信し、取組をさらに広げるための情報交換を支えることも目的に含まれています。

環境省は、地域の資源を生かして環境・経済・社会の課題を同時に解決する「地域循環共生圏」を、ローカルSDGsと位置づけています。

グッドライフアワードは、この理念を形にした取組を表彰し、知ってもらうための場です。

環境大臣賞と実行委員会特別賞

賞は、環境大臣賞と実行委員会特別賞の2つに分かれます。

賞内容
環境大臣賞 最優秀賞応募取組の中から特に優れた取組(1組)
環境大臣賞 優秀賞応募取組の中から優れた取組(3組)
環境大臣賞 各部門賞企業、学校、NPO・任意団体、自治体、地域コミュニティ、個人、ユースの部門ごとに表彰
実行委員会特別賞実行委員がそれぞれのテーマで選ぶ賞

企業部門の対象は「CSRから製品・サービスまで」とされていて、本業の商品やサービスそのものでも応募できます。

ユース部門は、おおむね30代以下の若手が中心となって実施する取組が対象です。

実行委員会特別賞は、実行委員がそれぞれのテーマを担当して選びます。

公式サイトに掲載されている特別賞は、次の8つです。

実行委員会特別賞表彰する取組
サステナブルデザイン賞新しい暮らし方やライフスタイルをデザインし、実践する取組
子どもエンパワーメント賞エコな社会をめざす子どもたちをエンパワーメントする取組
環境と福祉賞福祉の向上とエコロジーな社会づくりの両方に貢献する取組
環境地域ブランディング賞地域の知恵や考え方を大切にした取組
環境ひとづくり賞サステナブル経営を通じた人材育成や人的資本の充実への取組
環境社会イノベーション賞環境保全に貢献しつつ、優れた社会イノベーションを実現する取組
地球と人への想いやり賞地球や人を自分ごととして考え、想いやりを持って実行する取組
SDGsビジネス賞社会課題の解決を起点にしたビジネスの取組

第13回では、このほかに「EXPO2025いのち動的平衡賞」も選ばれています。

参考:表彰内容(環境省グッドライフアワード)

第13回は224件の応募から39件が受賞

第13回は2025年6月6日から公募が行われ、224件の応募がありました。

審査の結果、環境大臣賞として最優秀賞1件、優秀賞3件、各部門賞6件の計10件が選ばれています。

ほかに、実行委員会特別賞として29件が選ばれました。

応募224件に対して受賞は39件なので、受賞したのは応募の17.4%ほどです。

表彰式は2025年12月6日に、東京の渋谷スクランブルホールで開かれました。

参考:「第13回グッドライフアワード」環境大臣賞最優秀賞等が決定!!(環境省)


第13回(2025年度)グッドライフアワードの受賞39件

以下は、2025年11月28日に発表された第13回の受賞39件です。

環境大臣賞を先に、実行委員会特別賞は賞ごとに並べています。

応募主体と都道府県は、公式サイトの受賞者紹介の分類にそろえています。

賞受賞者応募主体都道府県取組名
環境大臣賞 最優秀賞九州大学流域システム工学研究室学校福岡県人と地域と自然をつなぐ流域再生の実践-多主体共創で拓く心豊かな未来
環境大臣賞 優秀賞葉山町自治体神奈川県エシカルタウン・葉山~町民全員で創る、持続可能な新しい常識~
環境大臣賞 優秀賞Dana Village(ダーナビレッジ)NPO・任意団体福島県福島から始まる、人と地球を健康にする里山再生モデル事業 〜世界とつながる体験型エコビレッジの挑戦〜
環境大臣賞 優秀賞特定非営利活動法人棚田LOVERSNPO・任意団体兵庫県生物あふれるいのちの棚田を未来の子どもたちにつなぎ、約20年間多様な主体と連携・協働
環境大臣賞 企業部門公益財団法人SOMPO環境財団NPO・任意団体東京都「CSOラーニング制度」による環境人材育成の取組み
環境大臣賞 NPO・任意団体部門特定非営利活動法人Mama’s CafeNPO・任意団体岐阜県子どもたちの「いってきます」を支える!全国初『制服オーナー制度』『サブスク』を取り入れた制服リユース「Mama’s 制服バンク」事業
環境大臣賞 自治体部門佐賀市自治体佐賀県「木になる紙」の地産地消によるネイチャーポジティブ~地域振興に貢献~
環境大臣賞 地域コミュニティ部門合同会社もものわ企業宮城県人命と海洋環境を守る循環型森林整備システムの構築
環境大臣賞 地域コミュニティ部門静岡県浜松市 三ヶ日町観光協会NPO・任意団体静岡県日本の「明るい農村」を、MOTTAINAIをつかって創造再生させてきた15年の軌跡
環境大臣賞 個人部門いしかわ製茶個人愛知県家族で営む小さな茶園が実現させた日本初のオーガニック抹茶、人と環境を思う心は世界へ
特別賞 EXPO2025いのち動的平衡賞土とデジタル/山学ギルド/食季café展NPO・任意団体東京都罠ブラザーズ
特別賞 EXPO2025いのち動的平衡賞小菅村/NPO法人多摩源流こすげ/大成建設株式会社企業山梨県~源流から都市までをつなぐ、自然と人の共生モデル~流域循環共生圏「Kosuge-Model」の推進
特別賞 EXPO2025いのち動的平衡賞ネッスー株式会社企業東京都ふるさと納税を活用し、こどもの機会創出と地方創生を両立するフードバンク「こどもふるさと便」
特別賞 SDGsビジネス賞ユニ・チャーム株式会社企業東京都世界初の紙おむつ水平リサイクルプロジェクト「RefF」(リーフ)
特別賞 SDGsビジネス賞TYPICA Holdings 株式会社企業大阪府コーヒー生豆のダイレクトトレードプラットフォームと「おかげさまの森」
特別賞 SDGsビジネス賞株式会社エアークローゼット企業東京都airClosetのサーキュラーファッションが広げる、“私らしい毎日”と循環する社会
特別賞 サステナブルデザイン賞巻con.地域コミュニティ宮城県市民参加プラットフォーム・巻con.
特別賞 サステナブルデザイン賞株式会社ファミリーマート企業東京都「たすけてください」共感を食品ロス削減の力に変える、涙目シールの挑戦
特別賞 サステナブルデザイン賞株式会社ソーイ企業静岡県“廃棄を前提にしない”価値循環型設計プロトコール「UP0TECH®」──都市型資源循環モデルと啓発・普及の展開
特別賞 サステナブルデザイン賞十山株式会社(JUZAN Co., Ltd)企業静岡県民間最大級の森林を未来へつなぐ ― サステナブル観光とゼロカーボン蒸溜所の挑戦
特別賞 地球と人への想いやり賞Panndry パンとランドリーNPO・任意団体大阪府地域と共に「子どもたちや地球の未来を想いやる日常を“DESIGN” する」店【Panndry パンとランドリー】
特別賞 地球と人への想いやり賞東海旅客鉄道株式会社企業愛知県地域と訪れる人をつなぐ共創型ローカルメディア「conomichi」
特別賞 地球と人への想いやり賞合同会社CYKLUS企業神奈川県ファッションの中心地・渋谷原宿からリペア文化を育む「DO REPAIRS」
特別賞 地球と人への想いやり賞アサヒビール株式会社企業東京都廃ビールホースのアップサイクル活動[ReBL:Reborn Beer Line~生まれ変わったビールライン]
特別賞 子どもエンパワーメント賞栃木県立矢板高等学校 農業経営科農業技術部ユース栃木県持続可能な畜産への挑戦 ~ビーフダイバーシティと避難放牧~
特別賞 子どもエンパワーメント賞日本テレビ放送網株式会社 報道局企業東京都日テレ「こどもウイーク」~いっしょにつくる、ミライ~
特別賞 子どもエンパワーメント賞学校法人国本学園 国本小学校学校東京都主体性が拓く持続可能な未来づくりを 初等教育から挑戦するSDGs×地域・企業との協働実践
特別賞 環境と福祉賞ReNeW津軽NPO・任意団体青森県漆がつなぐ教育・福祉・文化のプロジェクト
特別賞 環境と福祉賞株式会社ポンデテック企業大阪府廃棄PCを未来の資源に。循環型リユースと福祉連携によるサステナブルICT
特別賞 環境と福祉賞萩の台住宅地自治会地域コミュニティ奈良県“ふだん”が楽しく、“もしも”に強い 。 交流拠点「まちのえき」を核とする住民主体型まちづくり”
特別賞 環境ひとづくり賞一般社団法人コノヒトカンNPO・任意団体岡山県コノヒトカン 1000缶プロジェクト
特別賞 環境ひとづくり賞NGP日本自動車リサイクル事業協同組合NPO・任意団体東京都「地域の記憶を未来へつなぐ」─ 香川県豊島の環境再生活動と環境教育の挑戦
特別賞 環境地域ブランディング賞株式会社山岸竹材店企業高知県120年に一度の虎竹開花から考える持続可能な未来ー地域の宝を次の100年へ繋ぐ
特別賞 環境地域ブランディング賞宝酒造株式会社企業京都府農業生産者と消費者をつなぐ地域限定クラフトチューハイ「寶CRAFT」
特別賞 環境地域ブランディング賞いのち・ちきゅう・みらいプロジェクト実行委員会NPO・任意団体東京都オペラみづち〜地球の叫び〜 環境生命文明社会の課題を総合芸術から観る
特別賞 環境地域ブランディング賞株式会社アワーズ(アドベンチャーワールド)企業大阪府パンダから広がる竹循環と里山・里海再生プロジェクト
特別賞 環境社会イノベーション賞リジェネラティブ農家 中村小太郎の挑戦個人長野県農業3.0!最先端の自然栽培でorganic cityしおじりの実現
特別賞 環境社会イノベーション賞特定非営利活動法人そらべあ基金NPO・任意団体東京都100基を超える太陽光発電設備「そらべあ発電所」を幼稚園・保育園・子ども園へ ~再生可能エネルギーの普及啓発の実践~
特別賞 環境社会イノベーション賞茨城大学 干し芋の残渣削減プロジェクト実行委員会(HZP)学校茨城県おいしく変える、未来をひらく ― 干し芋残渣を宝に、学生がつなぐ地域循環型プロジェクト ―

参考:受賞者紹介(環境省グッドライフアワード)

39件のうち企業は17件で、NPO・任意団体が12件、学校が3件と続きます。

最優秀賞は、九州大学流域システム工学研究室の流域再生の取組でした。

企業部門は公益財団法人SOMPO環境財団が受賞していますが、公式サイトの分類では応募主体が「NPO・任意団体」です。

反対に、地域コミュニティ部門を受賞した合同会社もものわは、分類上は「企業」になっています。

部門名と応募主体の分類は必ずしも一致しないため、この記事では公式サイトの応募主体の分類で企業を数えています。

第14回(2026年度)の結果は2026年11月下旬に発表

第14回の応募受付は、2026年6月5日から9月13日まで行われました。

日程内容
2026年6月5日応募受付開始
2026年9月13日応募締め切り
2026年11月下旬各賞の発表
2026年12月5日表彰式

表彰式は2026年12月5日に開かれ、オンラインでも中継される予定です。

第14回の受賞が発表されしだい、この記事の一覧も更新します。

参考:環境省グッドライフアワード


グッドライフアワードを受賞した企業の一覧

企業の受賞は、第1回から第13回までで193件あります。

ここでは直近5回にあたる第9回(2021年度)から第13回(2025年度)までの98件を、新しい回から順に掲載します。

同じ回のなかでは、環境大臣賞、10周年特別賞、実行委員会特別賞の順です。

回(年度)賞企業名都道府県取組名
第13回(2025年度)環境大臣賞 地域コミュニティ部門合同会社もものわ宮城県人命と海洋環境を守る循環型森林整備システムの構築
第13回(2025年度)特別賞 EXPO2025いのち動的平衡賞小菅村/NPO法人多摩源流こすげ/大成建設株式会社山梨県~源流から都市までをつなぐ、自然と人の共生モデル~流域循環共生圏「Kosuge-Model」の推進
第13回(2025年度)特別賞 EXPO2025いのち動的平衡賞ネッスー株式会社東京都ふるさと納税を活用し、こどもの機会創出と地方創生を両立するフードバンク「こどもふるさと便」
第13回(2025年度)特別賞 SDGsビジネス賞TYPICA Holdings 株式会社大阪府コーヒー生豆のダイレクトトレードプラットフォームと「おかげさまの森」
第13回(2025年度)特別賞 SDGsビジネス賞ユニ・チャーム株式会社東京都世界初の紙おむつ水平リサイクルプロジェクト「RefF」(リーフ)
第13回(2025年度)特別賞 SDGsビジネス賞株式会社エアークローゼット東京都airClosetのサーキュラーファッションが広げる、“私らしい毎日”と循環する社会
第13回(2025年度)特別賞 サステナブルデザイン賞株式会社ファミリーマート東京都「たすけてください」共感を食品ロス削減の力に変える、涙目シールの挑戦
第13回(2025年度)特別賞 サステナブルデザイン賞株式会社ソーイ静岡県“廃棄を前提にしない”価値循環型設計プロトコール「UP0TECH®」──都市型資源循環モデルと啓発・普及の展開
第13回(2025年度)特別賞 サステナブルデザイン賞十山株式会社(JUZAN Co., Ltd)静岡県民間最大級の森林を未来へつなぐ ― サステナブル観光とゼロカーボン蒸溜所の挑戦
第13回(2025年度)特別賞 地球と人への想いやり賞東海旅客鉄道株式会社愛知県地域と訪れる人をつなぐ共創型ローカルメディア「conomichi」
第13回(2025年度)特別賞 地球と人への想いやり賞アサヒビール株式会社東京都廃ビールホースのアップサイクル活動[ReBL:Reborn Beer Line~生まれ変わったビールライン]
第13回(2025年度)特別賞 地球と人への想いやり賞合同会社CYKLUS神奈川県ファッションの中心地・渋谷原宿からリペア文化を育む「DO REPAIRS」
第13回(2025年度)特別賞 子どもエンパワーメント賞日本テレビ放送網株式会社 報道局東京都日テレ「こどもウイーク」~いっしょにつくる、ミライ~
第13回(2025年度)特別賞 環境と福祉賞株式会社ポンデテック大阪府廃棄PCを未来の資源に。循環型リユースと福祉連携によるサステナブルICT
第13回(2025年度)特別賞 環境地域ブランディング賞宝酒造株式会社京都府農業生産者と消費者をつなぐ地域限定クラフトチューハイ「寶CRAFT」
第13回(2025年度)特別賞 環境地域ブランディング賞株式会社アワーズ(アドベンチャーワールド)大阪府パンダから広がる竹循環と里山・里海再生プロジェクト
第13回(2025年度)特別賞 環境地域ブランディング賞株式会社山岸竹材店高知県120年に一度の虎竹開花から考える持続可能な未来ー地域の宝を次の100年へ繋ぐ
第12回(2024年度)環境大臣賞 最優秀賞ヤマキ醸造株式会社埼玉県環境循環型農業を実践し、育てる人、作る人、食べる人の顔が見える関係を目指す
第12回(2024年度)環境大臣賞 優秀賞株式会社アレフ北海道びっくりドンキーの生きものにも優しいお米~契約産地での生きもの調査実施率100%!~
第12回(2024年度)環境大臣賞 優秀賞青山商事株式会社広島県「終わらない服をつくろう。」お客様と共に歩むグッドライフなエコ活動
第12回(2024年度)環境大臣賞 企業部門株式会社エコリカ大阪府「もったいない」を事業へ
第12回(2024年度)環境大臣賞 企業部門株式会社四国の右下木の会社徳島県伝統林業の再興と備長炭で持続可能な里山を創る
第12回(2024年度)特別賞 EXPO2025いのち動的平衡賞アール・タチバナ株式会社富山県炭素固定循環型農業を市民と楽しむ
第12回(2024年度)特別賞 SDGsビジネス賞日本乾溜工業株式会社福岡県地域社会の環境問題を「かぐやロード」で解決! ~サーキュラーエコノミー・カーボンニュートラル対応可能な次世代の防草・舗装材~
第12回(2024年度)特別賞 SDGsビジネス賞株式会社アサギリ静岡県余剰牛ふんやバイオ炭を活用した広域連携による持続可能な循環型システムの構築
第12回(2024年度)特別賞 サステナブルデザイン賞株式会社 東海理化電機製作所愛知県特定外来種アルゼンチンアリから生物多様性を守ろう! 持続可能な駆除活動を作る「サスティナブルアントプロジェクト」
第12回(2024年度)特別賞 サステナブルデザイン賞東急グループ東京都SDGsトレイン「美しい時代へ号」
第12回(2024年度)特別賞 地球と人への想いやり賞株式会社wash-plus千葉県人と地球にやさしい洗濯 【コインランドリーwash+/wash+Comfort】
第12回(2024年度)特別賞 地球と人への想いやり賞株式会社カインズ埼玉県ホームセンター店舗をハブにした「園芸用土の水平リサイクルシステム」の構築
第12回(2024年度)特別賞 環境地域ブランディング賞株式会社 日建設計|Nikken Wood Lab東京都木質ユニット つな木 を活用した「木材インフラ」|サーキュラーマウンテン
第12回(2024年度)特別賞 環境地域ブランディング賞株式会社Foreque熊本県里山の豊かさを問い続ける
第12回(2024年度)特別賞 環境地域ブランディング賞フルタニランバー株式会社石川県石川県の能登ヒバを楽器材として活用し里山保全と復興を目指す「ATENOTE」
第12回(2024年度)特別賞 環境社会イノベーション賞株式会社長寿乃里神奈川県もったいない!アップサイクルの考えで未利用資源を「人にも環境にもやさしい化粧品」へ
第11回(2023年度)環境大臣賞 優秀賞鈴の宿 登府屋旅館山形県温泉で石油ゼロ!熱をフル活用するSDGS温泉旅館
第11回(2023年度)環境大臣賞 優秀賞株式会社イワイ東京都おむすびを通じてお米を消費拡大し、日本の農業に貢献する
第11回(2023年度)環境大臣賞 企業部門株式会社On-Co三重県空き家を活用して、挑戦を応援する「さかさま不動産」
第11回(2023年度)環境大臣賞 地域コミュニティ部門エシカルバンブー株式会社山口県竹の可能性を追求!自治体、地場企業連携を通じた環境循環型竹産業の構築への挑戦!
第11回(2023年度)環境大臣賞 地域コミュニティ部門十字屋グループ・NPO法人真庭あぐりガーデンプロジェクト岡山県資源・人・地域の循環を支えるのは高齢者! 環・農・福 連携による「お節介プロジェクト」
第11回(2023年度)環境大臣賞 地域コミュニティ部門有限会社丸徳水産/一般社団法人MIT長崎県対馬の海の豊かさを取り戻したい!~みんなで取り組む食べる磯焼け対策~
第11回(2023年度)特別賞 EXPO2025いのち動的平衡賞やまね酒造株式会社埼玉県酒蔵だけど酒蔵じゃない!令和元年創業やまね酒造のニホンヤマネと環境保全活動への挑戦
第11回(2023年度)特別賞 EXPO2025いのち動的平衡賞株式会社トリプルバリュー大阪府200万tの規格外野菜・果物の食ロス解決に挑む。美味しく食べて、新しく知り、楽しく体験できるフードロス事業「Re.BooooN!(リブーン)」
第11回(2023年度)特別賞 EXPO2025いのち動的平衡賞伊藤忠飼料株式会社東京都国産穀物給与豚肉「みちのくの心意気」販売プロジェクト~飼料会社と東北地域の耕畜連携に向けた新たな挑戦~
第11回(2023年度)特別賞 SDGsビジネス賞株式会社 プラス大阪府使い捨てない!!メンテナンスサービスもある『プラなし天然素材の歯ブラシ』
第11回(2023年度)特別賞 SDGsビジネス賞株式会社テーブルカンパニー東京都吉野の森から始まる、誰もが嬉しい循環を生み出す『発酵温浴nifu』
第11回(2023年度)特別賞 SDGsビジネス賞株式会社ECOMMIT鹿児島県身近に捨てる以外の選択肢を。あらゆるものが循環するインフラを構築し「捨てない社会をかなえる」
第11回(2023年度)特別賞 サステナブルデザイン賞有限会社 寿々瀧(SUZU GROUP)新潟県地域の食文化をアップデートし、これからの循環社会を作る地域デザイン
第11回(2023年度)特別賞 地球と人への想いやり賞パナソニック株式会社大阪府「社会の公器」として。環境を通じた、未来起点+人起点のパナソニック社会コミュニケーション
第11回(2023年度)特別賞 環境ひとづくり賞株式会社日向屋和歌山県地域課題に立ち向かう農人と森の番人プロジェクト『チームひなた』
第11回(2023年度)特別賞 環境ひとづくり賞株式会社カナック静岡県金型の”Long life”を実現しCO₂削減と資源循環を目指す
第11回(2023年度)特別賞 環境地域ブランディング賞株式会社リアクト米沢山形県「リアクトプロジェクト」再生可能エネルギーをハブとした新しい循環社会の創造
第11回(2023年度)特別賞 環境地域ブランディング賞株式会社 長谷工ヴィレッジライフ東京都築150年超の古民家に最新省エネ技術を融合して再生!『ブランシエラ ヴィラ 明日香』
第11回(2023年度)特別賞 環境社会イノベーション賞インバックスグループ埼玉県持ち出さない、持ち込まない、そこにある土砂を資源化
第11回(2023年度)特別賞 環境社会イノベーション賞株式会社 阪急阪神百貨店大阪府めぐり、つながるヒトとモノ。『地域と都市型百貨店が創る循環共生のカタチ』
第11回(2023年度)特別賞 環境社会イノベーション賞株式会社平出章商店静岡県地域の農産物生産者とスイーツ店をつなぐ!製菓材料開発・加工プロジェクト
第10回(2022年度)環境大臣賞 優秀賞みぞのくち新都市株式会社神奈川県みぞのくちノクティ「みんなで地球をまもろう!」~一人ひとりができることを考え行動しよう
第10回(2022年度)環境大臣賞 企業部門株式会社アドバコム北海道地域の自治体や学校と共に100万人のエコな子どもたちを育み続ける環境・SDGs教育情報紙「エコチル」事業
第10回(2022年度)環境大臣賞 企業部門株式会社サンウエスパ岐阜県7ヶ月で200万倍に増殖する侵略的外来水草をバイオエタノールに~燃やすべきか飲むべきか、それが問題だ
第10回(2022年度)環境大臣賞 企業部門志田内海株式会社青森県アマモ場を保全し、水産生物増殖を担う魚礁を活用した、豊かな海づくり
第10回(2022年度)10周年特別賞 ロングライフ賞三光株式会社鳥取県工場焼却排熱を活用したサーマルリサイクル(ハイブリッド式閉鎖循環型陸上養殖)の取り組み
第10回(2022年度)10周年特別賞 環境まちづくり賞東急不動産株式会社東京都松前町(北海道)との連携と地域マイクログリッド構築でともに歩むまちづくり
第10回(2022年度)10周年特別賞 生物多様性賞豊田合成株式会社愛知県地域(住民、行政、団体)と協働で取組む「緑のノー・ネットロス」活動 ~30by30への貢献~
第10回(2022年度)10周年特別賞 生物多様性賞キリンホールディングス株式会社東京都シャトー・メルシャン 椀子ヴィンヤードを通じた生物多様性・里地里山環境の回復
第10回(2022年度)特別賞 SDGsビジネス賞日鉄エンジニアリング株式会社東京都ごみ処理の地産地消モデルの普及活動~溶融スラグを農業・海洋分野に活用~
第10回(2022年度)特別賞 SDGsビジネス賞株式会社AGRIKO東京都まるで“小さな地球”お魚が野菜を育てる!?アクアポニックス農法を活用した「循環型農福連携ファーム」
第10回(2022年度)特別賞 SDGsビジネス賞株式会社 丸源竹内組静岡県窓ガラスの遮熱塗料
第10回(2022年度)特別賞 サステナブルデザイン賞どろんこ会グループ(社会福祉法人どろんこ会・株式会社ゴーエスト・株式会社日本福祉総合研究所・株式会社南魚沼生産組合・株式会社Doronko Agri)東京都保育×農業で創った持続可能な循環型社会~保育園の給食米自給自足で南魚沼の農業技術と棚田を守る!~
第10回(2022年度)特別賞 地球と人への想いやり賞株式会社マナティ沖縄県プロジェクトマナティ
第10回(2022年度)特別賞 地球と人への想いやり賞扉ホールディングス株式会社長野県エコロジーからサスティナブルへ。地域の自然・文化・暮らしを守る、扉グループの「地域共創のまちづくり」
第10回(2022年度)特別賞 地球と人への想いやり賞TSK株式会社静岡県磁石で高速加熱するMAGHEAT(マグヒート)~加熱は化石燃料から磁石燃料へ~
第10回(2022年度)特別賞 子どもエンパワーメント賞社会福祉法人みずものがたり(おへそグループ)佐賀県5歳児から始めるSDGs教育~未来につなげるグッドライフ~
第10回(2022年度)特別賞 森里川海賞日本テレビ放送網株式会社「所さんの目がテン!」東京都所さんの目がテン!かがくの里 8年目の大展開でますますおもしろく、森里川海のつながりを全国に発信!
第10回(2022年度)特別賞 森里川海賞株式会社BASE TRES静岡県伊豆半島の【山と海を環る】グリーンビジネスの展開
第10回(2022年度)特別賞 環境と福祉賞有限会社スターワールド 障がい者福祉事業所スタジオプレアデス静岡県障がい者が主役のSDGs!『スタジオプレアデス』は人や環境に優しい地域振興と文化財継承を実現!!
第10回(2022年度)特別賞 環境地域ブランディング賞株式会社中川和歌山県木を伐らない林業『育林は育人』
第10回(2022年度)特別賞 環境地域ブランディング賞尾畑酒造株式会社新潟県資源とエネルギーとヒトを循環させるサスティナブル・ブリュアリー
第10回(2022年度)特別賞 環境地域ブランディング賞株式会社 やまとわ長野県豊かな暮らしの提案を通して、豊かな森作りを実践する
第10回(2022年度)特別賞 環境社会イノベーション賞白鷺電気工業株式会社熊本県電気工事会社ならではを活かした地域密着型のSDGs活動~熊本から未来を変える!~
第9回(2021年度)環境大臣賞 最優秀賞株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ東京都自然を傷つけない屋根上太陽光発電とグリーンテックで環境に優しいエネルギー循環の実現
第9回(2021年度)環境大臣賞 優秀賞株式会社小嶋工務店東京都TOKYO WOODの家 ~多摩の檜でつくる東京の家~
第9回(2021年度)環境大臣賞 優秀賞株式会社キミカ東京都海のゴミを資源に〜漂着海藻から「アルギン酸」を生み出す世界トップメーカー〜
第9回(2021年度)環境大臣賞 企業部門兼松サステック株式会社東京都木材を利用した地盤補強「環境パイル」で地中に炭素貯蔵〜森林を地中に〜
第9回(2021年度)環境大臣賞 ユース部門株式会社 Nature Innovation Group東京都傘のシェアリングサービス「アイカサ」
第9回(2021年度)特別賞 SDGsビジネス賞KDDI株式会社、兵庫県豊岡市東京都豊岡市スマート農業プロジェクト
第9回(2021年度)特別賞 SDGsビジネス賞株式会社 八ヶ岳高原ロッジ長野県荒れた高原を「自然と人と文化がふれ合う」リゾートへ再生。「八ヶ岳高原海の口自然郷」の半世紀の取組み
第9回(2021年度)特別賞 ひとづくり賞(株)コクヨ工業滋賀滋賀県地域の力でびわ湖のヨシ原を楽園に還そう ~リエデン プロジェクト~
第9回(2021年度)特別賞 エシカル賞翔飛工業株式会社 Eco Kawara事業部兵庫県甦(よみがえ)るプロジェクト ~地域の産業廃棄物を舗装材・外壁材・床材にリサイクルするプロジェクト~
第9回(2021年度)特別賞 サステナブルデザイン賞株式会社陽と人福島県地域の子どもたちの未来につながる持続可能な地域産業エコシステムの構築〜今日と未来を晴れやかに。〜
第9回(2021年度)特別賞 地球と人への想いやり賞ウニノミクス株式会社東京都ウニ畜養で磯焼け対策と循環型社会の実現へ
第9回(2021年度)特別賞 地球と人への想いやり賞日産自動車株式会社神奈川県日本電動化アクション『ブルー・スイッチ』
第9回(2021年度)特別賞 子どもエンパワーメント賞株式会社キャリーオン東京都子ども服のシェアリングサービス「キャリーオン」
第9回(2021年度)特別賞 子どもエンパワーメント賞株式会社 日吉滋賀県”四方よし” 環境保全技術を活かした次世代教育
第9回(2021年度)特別賞 森里川海賞株式会社やましたグリーン東京都伐採を減らし植物の命を救う「植木の里親」「もらえる植物園」
第9回(2021年度)特別賞 森里川海賞日本テレビ放送網株式会社「所さんの目がテン!」東京都所ジョージさんとともに!テレビを超えて「かがくの里」で日本の里山を元気に!
第9回(2021年度)特別賞 環境と福祉賞株式会社FRANK PR東京都革製品加工を通じ、国境を越えた女性活躍を推進し実現しながら、循環共生型の社会を創出する
第9回(2021年度)特別賞 環境地域ブランディング賞株式会社エクソル おおすみ半島スマートエネルギー株式会社京都府日本全国に太陽光発電を0円で設置したい!日本列島停電レス化の実現!
第9回(2021年度)特別賞 環境社会イノベーション賞グッドホールディングスグループ兵庫県「事業そのものがSDGsへの貢献」、人々の暮らしを支える環境事業
第9回(2021年度)特別賞 環境社会イノベーション賞豊富産業グループ富山県廃棄物に生命(いのち)を ~新たな「素材」に変えて循環させるシステムづくり~
第9回(2021年度)特別賞 環境社会イノベーション賞株式会社エナーバンク東京都電力リバースオークション『エネオク』で自治体、地域事業者の再エネ電力への切り替えを加速

参考:受賞者紹介(環境省グッドライフアワード)

第1回から第13回までの企業の受賞件数

それ以前の回も含めた、回ごとの受賞件数は次のとおりです。

回(年度)受賞の総数うち企業企業の割合
第1回(2013年度)33件6件18.2%
第2回(2014年度)33件9件27.3%
第3回(2015年度)32件7件21.9%
第4回(2016年度)34件9件26.5%
第5回(2017年度)33件14件42.4%
第6回(2018年度)37件13件35.1%
第7回(2019年度)38件21件55.3%
第8回(2020年度)36件16件44.4%
第9回(2021年度)42件21件50.0%
第10回(2022年度)47件23件48.9%
第11回(2023年度)40件21件52.5%
第12回(2024年度)35件16件45.7%
第13回(2025年度)39件17件43.6%
合計479件193件40.3%

第1回から第8回までの企業の受賞95件は、公式サイトの受賞者紹介で、受賞年度と取組主体を絞り込むと確認できます。

一覧から見える4つの傾向

企業の受賞193件を数えると、制度の使われ方にいくつかの特徴が見えてきます。

企業の割合は4分の1から半分近くに

第1回から第4回までは、受賞132件のうち企業は31件で、23.5%でした。

第5回に42.4%まで増え、第7回には55.3%と初めて半数を超えています。

直近5回の第9回から第13回では、受賞203件のうち98件が企業で、48.3%です。

受賞のおよそ2件に1件が、企業の取組になっている計算です。

環境大臣賞の最優秀賞も、13回のうち5回は企業が受けています。

  • 第2回(2014年度):あきた森の宅配便
  • 第5回(2017年度):株式会社パン・アキモト
  • 第7回(2019年度):みんな電力株式会社
  • 第9回(2021年度):株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ
  • 第12回(2024年度):ヤマキ醸造株式会社

直近5回は資源循環が最多

企業の受賞193件を分野で分けると、自然共生・生物多様性が45件で最も多く、資源循環39件、農林水産33件が続きます。

ただし、第1回から第8回と、第9回から第13回に分けると順位が入れ替わります。

分野第1〜8回第9〜13回合計
自然共生・生物多様性27件18件45件
資源循環14件25件39件
農林水産18件15件33件
ライフスタイル・暮らし12件16件28件
脱炭素・気候変動対策8件11件19件
食・健康8件8件16件
環境教育・人材育成4件4件8件
福祉3件1件4件
防災・レジリエンス1件0件1件
合計95件98件193件

直近5回では資源循環が25件で最も多く、第13回だけで見ても企業17件のうち6件が資源循環です。

紙おむつの水平リサイクル、廃ビールホースのアップサイクル、廃棄PCのリユースなど、捨てていたものを製品や資源に戻す取組が並びます。

製品や資源を使い捨てずに回し続けるサーキュラーエコノミーの考え方が、企業の本業に入ってきていることがうかがえます。

東京が51件、企業の受賞がない県は3つ

公式サイトの地域分類で数えると、企業の受賞193件のうち東京都が51件で、26.4%を占めます。

次いで大阪府19件、静岡県13件、愛知県10件、神奈川県と長野県が各9件です。

企業の受賞があるのは44都道府県で、受賞がないのは岩手県、奈良県、島根県の3県だけです。

受賞全体の479件で見ても東京都は107件で22.3%なので、企業の受賞だけが極端に東京へ偏っているわけではありません。

地方の受賞企業には、埼玉県の醸造会社、徳島県の林業会社、高知県の竹材店、山形県の旅館など、地域の資源を生かした会社が並びます。

3回受賞した企業もある

同じ企業が、別の取組や別の年度で受賞している例もあります。

最も多いのは高知県の株式会社山岸竹材店で、第6回、第7回、第13回と3回、環境地域ブランディング賞を受けています。

第13回の取組名は「120年に一度の虎竹開花から考える持続可能な未来ー地域の宝を次の100年へ繋ぐ」です。

ほかに、トヨタ自動車株式会社、中越パルプ工業株式会社、尾畑酒造株式会社、アール・タチバナ株式会社も2回受賞しています。


グッドライフアワード受賞企業から5社をピックアップ

直近5回の受賞企業から、最優秀賞の2社と、本業で課題に取り組む3社を取り上げます。

ヤマキ醸造株式会社

ヤマキ醸造は、埼玉県神川町で醤油、味噌、豆腐、漬物をつくる食品メーカーです。

第12回(2024年度)に、環境大臣賞の最優秀賞を受賞しました。

1902年の創業で、グループの農業生産法人が有機栽培で大豆や小麦を育て、ヤマキ醸造が製品にしています。

原料は国産で、有機栽培か特別栽培の基準を満たすものに限っています。

豆腐工場から出るオカラや醤油の搾り粕も再利用し、副産物の廃棄ゼロを達成しました。

遊休農地や耕作放棄地を有機の大豆畑に変える「大豆トラスト運動」にも取り組んでいます。

株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ

アイ・グリッド・ソリューションズは、太陽光発電、電力供給、エネルギーマネジメントを手がけるエネルギー会社です。

第9回(2021年度)に、環境大臣賞の最優秀賞を受賞しました。

2017年から、スーパーマーケットや物流倉庫など、すでにある施設の屋根に太陽光パネルを置く事業を進めています。

土地を切り開かずに再生可能エネルギーを増やせる点が、審査で高く評価されました。

2022年8月時点で、FIT制度を使わない太陽光発電所としては国内最大級となる、約420か所・約87MWを稼働させています。

≫株式会社アイ・グリッド・ソリューションズがどんな会社かをココキャリアで見る

株式会社サンウエスパ

サンウエスパは、岐阜県岐阜市で古紙や資源ごみを回収する再生資源卸売業の会社です。

第10回(2022年度)に、環境大臣賞の企業部門を受賞しました。

2016年から、古紙からバイオエタノールをつくる実証事業を手がけてきました。

その技術を使い、カンボジアのトンレサップ湖で大繁殖している外来の水草ホテイアオイから、バイオエタノールをつくっています。

2022年7月には日本大使館とカンボジアの州政府との共同事業でプラントが動き出し、エタノールを使ったクラフトジン「MAWSIM」も製品化しました。

≫株式会社サンウエスパがどんな会社かをココキャリアで見る

ユニ・チャーム株式会社

ユニ・チャームは、紙おむつや生理用品などを製造・販売する日用品メーカーです。

第13回(2025年度)に、実行委員会特別賞のSDGsビジネス賞を受賞しました。

受賞したのは、使用済みの紙おむつを再び紙おむつに戻すリサイクルプロジェクト「RefF」です。

2015年にプロジェクトを始め、2019年にオゾン処理を使った水平リサイクルに成功しました。

鹿児島県内の2自治体と連携し、リサイクルした使用済み紙おむつは2025年6月時点で553万枚にのぼります。

2030年までに、国内外の10自治体へ広げることを目標にしています。

TYPICA Holdings株式会社

TYPICA Holdingsは、コーヒー生豆の生産者とロースター(焙煎業者)が直接取引できるオンラインプラットフォーム「TYPICA」を運営する会社です。

第13回(2025年度)に、実行委員会特別賞のSDGsビジネス賞を受賞しました。

生産者は先物市場に頼らず自分で価格を決められるため、収入が安定しやすくなります。

応募時点で世界44か国の約16.7万軒の生産者と、7,600軒を超えるロースターが登録しています。

2024年度の取引総額は16.9億円でした。

コーヒーの生産に必要な森を、生産者やロースター、飲む人が一緒につくる「おかげさまの森」も始めています。

≫TYPICA Holdings株式会社がどんな会社かをココキャリアで見る

グッドライフアワード受賞企業を志望するときに見ておきたいこと

受賞したという事実だけでは、自分に合う職場かどうかは決まりません。

一覧を使うときに押さえておきたい点を3つ挙げます。

表彰されているのは会社ではなく取組

グッドライフアワードは、会社全体ではなく、応募された1つの取組を表彰する制度です。

公式サイトにも、受賞した取組を紹介するもので、環境省が関係する商品やサービスの購入・利用を推奨するものではないと書かれています。

同じ会社でも、受賞した取組を担う部署と、自分が配属される部署が同じとは限りません。

志望するときは、その取組をどの部署が担っているか、新卒や中途の社員がどう関われるかまで確かめておくと安心です。

取組紹介レポートで現場の話が読める

受賞者紹介のページでは、受賞した取組ごとに概要が公開されています。

取組によっては、表彰式でのプレゼンテーションや、実行委員による取材のレポートも読めます。

直近の受賞では、応募時の取組概要がPDFで公開されているものもあります。

取組を始めたきっかけや、うまくいった理由が具体的に書かれているので、志望動機を考える材料になります。

環境と社会の課題に関わる仕事の入口

受賞した取組を見ると、企業での関わり方は大きく4つに分かれます。

本業で課題に取り組む会社で働く

ユニ・チャームの紙おむつリサイクルや、サンウエスパのバイオエタノールのように、本業の製品やサービスで課題に向き合う形です。

研究開発、製造、営業のどの職種でも、日々の仕事が取組に直結します。

理系なら素材や化学、エネルギーの知識が、文系なら自治体や取引先との調整の経験が生きます。

新卒では事業内容から志望先を選び、転職では同じ業界での経験を生かして入る経路が考えられます。

環境問題に本業で取り組む企業は、別の記事でも紹介しています。

≫環境問題に取り組む企業一覧10選!就職・転職におすすめの大手・ベンチャーを紹介

大手企業のサステナビリティ部門で進める

第10回で10周年特別賞の生物多様性賞を受けたキリンホールディングス株式会社は、シャトー・メルシャンのブドウ畑を通じて里地里山の環境を回復させる取組が評価されました。

こうした取組を全社の戦略に組み込むのが、サステナビリティやCSRを担う部門です。

COCOCOLOR EARTHのインタビューでは、キリンホールディングスのCSV戦略部で働く金田大樹さんが、入社後5年間の営業を経てサステナビリティ担当になった経緯を語っています。

ビールの原料であるホップの産地で、生産者の高齢化や後継者不足を目の当たりにしたことが、異動を希望したきっかけだったそうです。

営業で身につけた顧客の課題を一緒に考える力は、サステナビリティの仕事でも生きます。

≫ビジネスを通してサステナビリティを広げる~キリンホールディングス株式会社 金田大樹~

従業員を巻き込む社会活動を企画する

第7回で環境社会イノベーション賞を受けた株式会社ファンケルの取組は、「「家庭」の温暖化ガス削減で、「家族」が仲良くなる取組み」でした。

COCOCOLOR EARTHのインタビューで、同社でCSRを担当してきた臼杵ひろみさんは、従業員の家庭で電気代・ガス代・水道料金を減らす仕組みを紹介しています。

6か月間の合計が世帯別の全国平均を下回ると、褒賞として商品券を渡すというものです。

臼杵さんは「社会活動の主役は、従業員」と話し、従業員が自発的に動く仕掛けをつくることを組織の仕事と考えています。

≫FANCLならではの社会貢献とは!?主役は従業員!#1 ~株式会社 ファンケル 臼杵ひろみさん~

自治体やNPOと企業をつなぐ

受賞した取組には、企業が単独で進めるものだけでなく、自治体やNPOと組んだものもあります。

第13回の「Kosuge-Model」は、山梨県小菅村、NPO法人多摩源流こすげ、大成建設株式会社の3者による取組です。

第11回に環境大臣賞の地域コミュニティ部門を受けた「お節介プロジェクト」も、十字屋グループとNPO法人真庭あぐりガーデンプロジェクトが組んで進めています。

地域の課題と企業の資源を結びつける役割は、行政、NPO、コンサルティング会社など、さまざまな立場から担えます。

環境分野で働ける組織の種類と入り方は、別の記事で紹介しています。

≫環境分野で働ける組織一覧|環境省・WWF・UNEPなど種類別の特徴と入り方を紹介


まとめ

グッドライフアワードは、「環境と社会によい暮らし」に関わる取組を表彰する環境省のプロジェクトです。

2013年度の第1回から2025年度の第13回までに479件が受賞し、そのうち193件が企業の取組です。

企業の割合は、第1回から第4回の23.5%から、直近5回では48.3%まで増えています。

第13回では224件の応募から39件が選ばれ、そのうち17件が企業でした。

直近5回の企業の受賞では資源循環が最も多く、捨てていたものを製品や資源に戻す取組が目立ちます。

受賞しているのは会社全体ではなく1つの取組なので、志望するときは取組紹介レポートを読み、その取組に自分がどう関われるかまで考えてみてください。

第14回の受賞は2026年11月下旬に発表される予定で、発表後にこの記事も更新します。

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よくある質問

グッドライフアワードについて、よく見かける疑問にお答えします。

Q. グッドライフアワードとはどのような賞ですか?

A. 環境省が主催し、日本各地で実践されている「環境と社会によい暮らし」に関わる活動や取組を募集して、紹介・表彰するプロジェクトです。2013年度に始まり、2025年度の第13回までに479件が受賞しています。企業、学校、NPO・任意団体、自治体、地域コミュニティ、個人と、誰でも応募できます。地域の資源を生かして環境・経済・社会の課題を同時に解決する「地域循環共生圏」の理念を形にした取組を表彰し、受賞した取組を広く発信することを目的にしています。

Q. グッドライフアワードを受賞した企業はどれくらいありますか?

A. 公式サイトの応募主体の分類で「企業」にあたる受賞は、第1回(2013年度)から第13回(2025年度)までで193件です。受賞全体479件の40.3%にあたります。第1回から第4回までは企業の割合が23.5%でしたが、直近5回の第9回から第13回では203件中98件と48.3%まで増えました。第13回(2025年度)では受賞39件のうち17件が企業です。分野では、直近5回は資源循環が25件で最も多くなっています。

Q. 環境大臣賞と実行委員会特別賞の違いは何ですか?

A. 環境大臣賞は、応募取組の中から特に優れた取組に贈る最優秀賞(1組)と、優れた取組に贈る優秀賞(3組)、企業、学校、NPO・任意団体、自治体、地域コミュニティ、個人、ユースの各部門賞で構成されます。実行委員会特別賞は、実行委員がそれぞれのテーマを担当して選ぶ賞で、サステナブルデザイン賞やSDGsビジネス賞など8つがあります。企業部門の対象は、CSRから製品・サービスまでと幅広く設定されています。第13回は環境大臣賞が10件、実行委員会特別賞が29件でした。

Q. 第14回グッドライフアワードの結果はいつ発表されますか?

A. 公式サイトのスケジュールでは、第14回(2026年度)の各賞の発表は2026年11月下旬、表彰式は2026年12月5日の予定です。応募は2026年6月5日から9月13日まで受け付けられ、すでに締め切られています。表彰式はオンラインでも中継される予定です。第13回は2025年11月28日に環境省が受賞を発表し、12月6日に表彰式が開かれました。第14回の受賞が発表されしだい、この記事の一覧も更新します。


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