SDGs 社会課題コラム

あなたが感じているのは「SDGs疲れ」かも知れません。

東京に発令された緊急事態宣言は8月末まで延長となりました。

様々な世論がある中、今まで以上に各々の行動が問われているような気がしています。

この夏はどう過ごすのが正解でしょうか?

1度目の緊急事態宣言の発令から1年4ヶ月が経ちました。

「自粛疲れ」、「コロナ疲れ」という言葉も出てきました。内閣府の調査によるとコロナ疲れを感じている人は70%に上り、最も多いのは20代ということです。

そんな中、SDGsやエシカル、サスティナブルといった言葉がメディアで露出頻度が増え、社会課題を目の当たりにする事も多くなりました。

実は少し前まで私が感じていたのは、言うなれば「SDGs疲れ」です。

まずはSDGsを知ろう

SDGsとは?

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)のことです。

2015年に国連サミットで採択された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17の目標・169のターゲットから構成されます。

≫SDGsとは 生まれた背景と私たちができること

エシカルとサスティナブル

エシカルは、「倫理的な」という意味です。
サスティナブルは、「持続可能な」という意味です。

サスティナブルな社会を目指しSDGsが掲げられ、そのSDGsの目標12にある「つくる責任 つかう責任」はエシカル消費を指しています。

「SDGs疲れ」とは?

 「SDGs疲れ」は大きく3つに分けられる

SDGsは、自分ごととして捉えることが前提になっています。

個人として取り組むことを前提に考えると「SDGs疲れ」は以下の3つに大別されます。

 ・自分ごととして捉えられず、強制されていると感じている場合のストレス
 ・頑張り過ぎることによる疲れ
 ・上手く取り組めていない、または目に見えて結果が出ないことに対するストレス

 「SDGs疲れ」の前身は「エコ疲れ」

「SDGs疲れ」はまだ聞き慣れませんが、その前身にあたる言葉として「エコ疲れ」があります。

「エコ疲れ」とは2010年前後に生まれた言葉です。

日本では、省エネを心掛けるエコ意識の高い人たちが2010年の記録的な猛暑でエアコンを多用したことで省エネが出来ないことに罪悪感を感じ、ストレスになったことから使われ始めました。

英語では「eco-anxiety(不安)」「eco-fatigue(疲労)」「Green-Fatigue」というフレーズが存在します。いずれも 環境に優しい行為をすることへの疲れを指す時に使います。

雑誌「Newsweek」では2010年に「エコ疲れ」として特集を組み、更に2014年ではドイツの「エコ疲れ」症候群について紹介しています。

私の場合

私は自粛期間を利用してSDGsやエシカルについて積極的に勉強しました。

早速取り組めるところから始めてみようと思いましたが、自分ですぐに取り組めるものとそうではないもの、自分ではだけでは取り組めないものや自分の中で考えがまとまらないものが出てきました。

自分で取り組めるといっても、普段の生活にプラスするので慣れるまでに時間がかかることもあります。

一方、環境問題などの深刻な映像を見たり、SNSから日々発信されるメッセージを受け取ると私も頑張らなくてはと思います。

ただ、家族など周囲の人が自分と同じ意識レベルとは限らず、そのギャップで思うように実行きずストレスを感じた時もありました。

皆さんはどんな場合に「SDGs疲れ」を感じますか?

SDGs疲れの原因

自分ごととして捉えられず、強制されているストレス

SDGsやエシカル、サスティナブルといった言葉がメディアで露出頻度が増え、受け身になっていませんか?

受け身になることで自分ごととして捉えられず、強制されていると感じてしまいます。強制されるとストレスを感じやすくなるのです。

頑張り過ぎることによる疲れ

メディアやSNSから積極的に情報収集をしたり、自ら情報を発信したり真面目なタイプの方がなりやすいようです。一度に多くのことを取り入れようとすると疲れを感じやすいです。

上手く取り組めていない、または目に見えて結果が出ないことに対するストレス

難しく考え過ぎてしまう傾向の人は要注意です。

深刻に受け止め過ぎ、こだわり過ぎると現実とのギャップにストレスを感じてしまいます。

「SDGs疲れ」を感じたときに試してほしいこと

SDGs自体が持続可能でなくてはなりません。

そのためにどうしたらよいか考えてみましょう。

≫自己犠牲とは?自己犠牲で社会貢献すると続かない3つの理由

一つずつできるところから 

自分ごととして捉えられず、強制されているストレスを感じている人へ

SDGsは2030年を目標にしています。

負担の感じ方には個人差があります。

無理のないところからはじめて継続できるのが一番です。

気がついたら経験が積み上げられた、というのが理想ですね。

少し離れて休んでみる

頑張り過ぎることによる疲れを感じている人へ

「〇〇疲れ」の中に「SNS疲れ」があります。

SNSを長く頻繁に続けることにより、苦痛や疲労を感じる状態を指す言葉です。「SNS疲れ」にならないためには他者との距離感が大切です。

「SDGs疲れ」にも同じことが言えます。

情報過多になり他の人の取り組みと比べるてしまうとストレスを感じやすくなります。比べるのではなく参考にしてみて下さい。

真面目に取り組み過ぎてしまった時はちょっと一息ついてみるのがいいかもしれません。

楽しく取り組めるところから

取り組んでいるが上手く取り組めていない、結果が出ないことに対するストレスを感じている 人へ

オシャレなデザインだから

面白そう! 何だか新しい!

そんな感覚で手に取り、エシカルな商品を生活に取り入れてみると気分もあがります。

私は食に対するスタンスが定まっていません。

でも、考え過ぎずに時々興味本位で植物性タンパク質やヴィーガンキットを購入しています。

動物性タンパク質と比較するのではなく、単純に今までにない新しい味が新鮮に感じます。

次はどれを試してみようかな?とワクワクします。

社会課題を解決したり、SDGsの達成は個人の活動だけでは難しく、長期的な視野が必要になります。楽しめることや自分の好きな分野から始めてみるのがいいと思います。

考え過ぎずに、自然に取り入れることができたらいいですね。 

まとめ

私は「SDGs疲れ」や「エシカル疲れ」を感じていても誰かに話しにくいのではないかと思います。

SDGsに貢献したい。

エシカルな生活をはじめたい。

社会貢献を仕事にしたい!

本当に価値のあることです。

でも、現在の自分の置かれた立場、仕事もある。大学に入学したのはいいけれど思い描いていた生活とは違う。オンラインの授業で精一杯。

じゃあ自分は何も出来ていない?

今の自分の仕事は社会貢献度が低いから価値がないの?

そんなことはありません。

忘れないでください。

知ること、考えていること、それだけでも一歩踏み出せていることを。

大丈夫です。少しくらい休んでも。

きっと誰かが動いてくれています。

元気になった時にバトンタッチをしてまた始めればいいのです。

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