サスティナブルマーケティングとは、持続可能な取り組みを自社のマーケティングに活かすことです。

SDGsや気候変動への取り組みに関心が集まる中、企業の社会課題への取り組みが自社を選んでもらう理由の1つとして確立し始めています。

なぜ、サスティナブルマーケティングに注目が集まっているのでしょうか?

この記事では、サスティナブルマーケティングの重要性やリスク、取り組み事例などを解説します。


サスティナビリティとは

そもそも、サスティナビリティ(sustainability)とは、地球環境や経済システム、文化などが持続的に継続できる能力や概念を表す言葉です。

日本語では、持続可能性と訳されます。

大量生産・大量消費・大量廃棄から、地球環境と共生する持続可能なモデルの実現のために、国も企業も個人も様々な取り組みを行っています。

国際的な目標として、SDGs(持続的な開発目標)も掲げられてきました。

SDGsやESG投資が広まる中、企業では経済価値と環境・社会価値の両立を目指すトリプルボトムラインCSVCSRなどサステナビリティ・トランスフォーメーションが起きています。

≫サステナビリティとは?企業が取り組むメリットや事例、PR方法などを解説


サスティナブルマーケティングが重要な2つの理由

エシカル消費への需要

エシカル消費とは、消費者が各自にとっての社会的課題の解決を考慮したり、そうした課題に取り組む事業者を応援しながら消費活動を行うことです。

電通が実施したエシカル消費 意識調査2020によると、エシカル消費は全体の54.0%が企業イメージの向上につながると回答しており、企業と消費者をつなぐビジネスチャンスという結論が出ています。

また、株式会社メンバーズが実施した「気候変動と企業コミュニケーションに関する生活者意識調査」によると約7割(66.7%)は「価格が同等もしくは 1 割程度割高でも気候変動に配慮した商品を選ぶ」と回答。

さらに、購入者の9割(96.3%)は「継続して購入したい」と回答し、気候変動に配慮した商品の購入者は満足度が高いことが伺えます。

これらのデータから、エシカル消費への需要が高まっていることがわかります。

ESG投資の観点

ESG投資とは、「環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Gavanance)」の頭文字を取ったもので、サステナブル・ファイナンスと言われたりもします。

世界のESG投資割合は、35.9%にも及んでおり、この数字は今後も伸びていくことが予想されています。

アメリカでは、2018年の11兆9,950米ドルから2020年には17兆810億米ドルへと42.4%増。

日本でも2018年の2兆1,800億米ドルから2020年は2兆8,740億米ドルへと31.8%増加しました。

ヨーロッパでは、2025年までに、最大で57%がESG投資で構成されるとの予測も出されています。

≫エシカル金融とは?〜日々できる社会貢献はエシカル消費だけじゃない!~


サスティナブルマーケティングに生かせる調査を紹介

ソーシャルキャリアと就活に関する意識調査

COCOCOLOR EARTHは、社会貢献を目指す若者(学生、若手社員)のキャリア意識に関する調査を実施しました。

https://cococolor-earth.com/social-career-research

人や環境にやさしい消費活動についてのアンケート

日本生活協同組合連合会は、エシカル消費に関する組合員の意識や購買行動について調査した「人や環境にやさしい消費活動についてのアンケート」の結果を取りまとめました。

https://www.pr-today.net/category/a00280/24522/

生活者のサステナブル購買行動調査2021

株式会社博報堂の「博報堂SDGsプロジェクト」は、「生活者のサステナブル購買行動調査2021」を実施しました。

https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/92699/

その他の意識調査はこちらの記事にまとまっています。


サスティナブルマーケティングの取り組み事例

株式会社Allbirds

https://allbirds.jp/

ニュージーランドのティム・ブラウンとジョーイ・ツゥイリンジャーが始めたシューズを中心に展開しているアパレルブランドです。

創業時より環境負荷低減に重点を置き、素材調達から廃棄までの過程でCO2削減を数値化し公表しています。

また再生可能な素材として​​持続可能な天然素材とリサイクル素材を使用している上に、製品寿命にも配慮した設計をしています。

さらに、CO2削減のため、再生エネルギーの利用と海上輸送がメインです。

商品が顧客の手に渡った後も責任を持ち、​​商品のメンテナンス(洗濯)の仕方についてもアドバイスを行っています。

IKEUCHI ORGANIC 株式会社

https://www.ikeuchi.org/

IKEUCHI ORGANICは愛媛県今治市に本社を置く、最大限の安全と最小限の環境負荷でテキスタイルをつくる今治タオルの製造会社です。

エシカルやSDGsという言葉が、流行のように使われるようになるはるか昔の20年以上前から、環境と安全に配慮したモノづくりをしています。

また、売上の一部は、原材料のオーガニックコットン生産地であるタンザニアの井戸設置費用に活用されています。

株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)

https://minden.co.jp/

みんな電力は、2011年に東京都世田谷区に設立された新電力です。

生産者の顔が見える野菜のように、電気を使う人にも電気の産地やつくり方、関わる人々の想いを知ってもらいたいという思いから、HP上に「発電所の顔」を掲載しています。

また、ご家庭だけでなく、法人に対しても再生可能エネルギーを届けています。

サスティナブルマーケティングのリスク

サスティナブルマーケティングを行う上では、リスクにも注意が必要です。

SDGsウォッシュのようにサスティナブルウォッシュに気をつけましょう。

SDGsウォッシュとは、実態以上にSDGsに取り組んでいると見せかけることです。

ウォッシュを疑われてしまうと、サスティナブルマーケティングを全く行っていない企業よりも企業の評価が下がってしまう可能性が高いです。

具体的には、不買運動や取引の打ち切りなどが起こりうります。

さらに、世界のESG投資の割合が35%を超えているため、株価の暴落も可能性としては考えられます。

また、近年では、サスティナビリティやSDGsの取り組みや企業の社会貢献性を就活の軸に置く学生が増えており、採用への影響も避けられないでしょう。

≫SDGsウォッシュとは?事例や影響、就活生が見ているポイントを解説


サスティナブルマーケティングへの取り組みを学生にPRする方法

当メディアCOCOCOLOREARTHでは、100人以上の社会活動家にインタビューを行ってきました。

これまでの信頼や知見を活かして、社会貢献・SDGsに特化した採用PRや企業ブランディング、商品PRなどを独自にPRさせていただいております。

学生・若手社会人に対して、SDGsへの取り組みをPRしたい場合はぜひこちらをご覧ください。

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