CSR活動に取り組む企業に就職・転職したい!
CSRを聞いたことがあるけど、どんな会社があるのかわからない。。。
このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
CSRとはCorporate Social Responsibililtyの略で、環境、社会、法務に特に取り組んでいる企業を指します。
そして、「企業の社会的責任」とは、企業が社会や環境と共存し、持続可能な成長を図るため、その活動の影響について責任をとる企業行動であり、企業を取り巻く様々なステークホルダーからの信頼を得るための企業のあり方を指します。
今回の記事では、そんなCSRに取り組む企業を10社ご紹介します。
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目次
CSRとは
CSRとは、corporate social responsibility(企業の社会的責任)の略称で、企業が組織活動を行うにあたって担う社会的責任です。
そして、「企業の社会的責任」とは、企業が社会や環境と共存し、持続可能な成長を図るため、その活動の影響について責任をとる企業行動であり、企業を取り巻く様々なステークホルダーからの信頼を得るための企業のあり方を指します。
最近では、大企業だけではなく、中小企業も力を入れて取り組み始めました。
CSR活動の例としては、環境保全や労働環境の改善、地域への貢献などが挙げられます。
≫CSRとは?CSVとの違いや取り組むメリットデメリット、事例などを解説
CSR活動に取り組む企業一覧
CSR活動に取り組む企業を一覧で紹介します。
- 株式会社ファンケル
- KDDI株式会社
- サントリーホールディングス株式会社
- オムロン株式会社
- 花王株式会社
- JT(日本たばこ産業株式会社)
- 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)
- 株式会社小松製作所
- 伊藤忠商事株式会社
- 大和ハウス工業株式会社大和ハウス工業株式会社
次の章からは企業1社ごとに紹介します。
株式会社ファンケル
FANCL(ファンケル)は、無添加化粧品や健康食品などを中心に、人々の健やかな暮らしを支える製品・サービスを提供する企業です。
サステナビリティでは「豊かな地球環境」「健やかな暮らし」「誰もが輝く社会」などの重点テーマを掲げ、マテリアリティに沿って取り組みを推進しています。
気候変動対応を最優先に据えつつ、製品づくり・包装・供給体制の見直しや、多様性を尊重する社会づくりを進める方針も明示しています。
日常の“買う・使う”を通じて社会課題を減らす設計を、取引先との共存共栄も含めて企業活動の標準にしている点が特徴です。
株式会社ファンケルで働く人のインタビュー記事を読む
≫FANCLならではの社会貢献とは!?主役は従業員!#1 ~株式会社 ファンケル 臼杵ひろみさん~
KDDI株式会社
KDDIは、通信を基盤に「つなぐチカラ」を進化させることを掲げ、モバイルを中心としたサービスを提供する企業です。
社会貢献活動では「デジタルデバイドの解消」「青少年の育成支援」「環境保全」「社会・文化支援」「災害時支援」を中期テーマに設定し、ネットワークや商品・サービスなどの資源を活かした活動を進めています。
シニアや障がいのある方を対象にした講座など、デジタル利活用の壁を下げる取り組みも示しています。
通信がライフラインになる局面(防災・災害)や教育支援で強みを発揮し、CSRを事業資源で実装しています。
サントリーホールディングス株式会社
サントリーグループは、酒類・清涼飲料などを展開する食品酒類総合企業として、自然の恵みに支えられる事業特性を踏まえたサステナビリティ経営を進めています。
「環境ビジョン2050」では水のサステナビリティと気候変動対策を柱に掲げ、工場の水使用の削減、水源や生態系の保全、原料農作物の持続可能な水利用などを含む方向性を示しています。
温室効果ガス排出の実質ゼロを目指し、再生可能エネルギー導入やバリューチェーンのステークホルダーとの協働も進めるとしています。
事業の根幹である水・農作物の持続可能性を守ることを、経営の中心課題として扱う姿勢が特徴です。
オムロン株式会社
オムロンは、制御機器や社会システム、ヘルスケアなど多様な事業を通じて社会課題の解決を目指す企業です。
サステナビリティでは、重要課題と長期ビジョン・中期経営計画の統合を進め、社会の持続的発展と自社の持続的成長を同時に実現する方針を示しています。
社会面では、バリューチェーンに関わる人々が人権リスクにさらされないことを持続可能なビジネスの基盤と位置づけています。
環境面でも長期ビジョンの中でカーボンニュートラルを掲げ、製造現場からの改善やエネルギー生産性の向上など、継続的な実装を重視している点が特徴です。
花王株式会社
花王は、生活者起点のものづくりを基盤に、日用品・衛生消耗品・ヘルスケアなどを展開する企業です。
ESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」を掲げ、脱炭素やプラスチック資源循環、人権といった分野での取り組みを体系化し、進捗も公表しています。
世界中の人々が「持続可能なライフスタイルを送りたい」という思いと行動に応えることを目的に、製品設計だけでなく調達方針やサプライチェーンでのESG推進活動も含めて改善を進めます。
生活者の選択を変える提案と、供給側の責任ある運用を両輪で回し、CSRを日常の行動変容へつなげる設計が特徴です。
JT(日本たばこ産業株式会社)
JTグループは、たばこ事業を中心に、加工食品なども含めて事業を展開する企業グループです。
サステナビリティでは「心の豊かさを、もっと。」というパーパスのもと、「自然との共生」「人財への投資と成長機会の提供」「責任あるサプライチェーンマネジメント」など5つのマテリアリティを示し、目標と実績を公開しています。
人権については取締役会承認の人権方針を掲げ、行動規範を通じた取り組み強化を明記しています。
事業の影響が及ぶ範囲を前提に、ガバナンス・人権・サプライチェーンをセットで管理し、ステークホルダーとの信頼形成を軸にCSRを継続する姿勢が読み取れます。
東日本電信電話株式会社(NTT東日本)
NTT東日本は、東日本地域の通信インフラを担い、安定したサービス提供を通じて社会の基盤を支える企業です。
サステナビリティでは「脱炭素・循環型社会の実現」「地域社会・経済の活性化への貢献」「多様性を尊重する社会の実現」を3本柱として整理し、地域課題から抽出した項目をもとに取り組みを進める方針を示しています。
通信品質の維持に加え、地域のDXや共創を通じた課題解決にも踏み込み、公共性の高い事業を社会価値へ還元します。
災害に強い情報インフラの整備も含め、平時・有事の両面で地域のレジリエンスを高める立ち位置です。
株式会社小松製作所
小松製作所は、建設・鉱山機械などのものづくりを通じて社会インフラを支える企業です。
企業サイトでサステナビリティ情報を体系的に公開し、推進体制や重点活動、社会活動(CSR)も含めて取り組みを示しています。
環境面では物流におけるCO2削減として、鉄道・内航船の活用によるモーダルシフトや積載率向上、港の選定による輸送距離短縮など、輸送効率化を継続していることを具体的に説明しています。
数値や第三者保証も示しつつ、調達・輸送・運用まで改善対象に含め、実務の積み上げで脱炭素を進める姿勢が特徴です。
伊藤忠商事株式会社
伊藤忠商事は、「三方よし」の考え方を背景に、事業と社会の持続可能性を両立させるサステナビリティ経営を推進する総合商社です。
方針として、マテリアリティの特定と社会課題解決に資するビジネスの推進、社会との相互信頼づくり、持続可能なサプライチェーン・事業投資の推進などを掲げています。
取引先や投資先も含むバリューチェーン全体で人権・労働・環境に配慮する姿勢を明確にし、商いの進化と責任ある運用を同時に進めます。
全社的な体制や指標・目標、リスク管理の枠組みを整え、実行とレビューを回す設計でCSRを経営に組み込んでいます。
大和ハウス工業株式会社
大和ハウスグループは、住宅・建築からまちづくりまで幅広い領域で事業を展開し、長期的な社会基盤づくりに関わる企業です。
CSR指針では、社会性・環境性・経済性の3側面のバランスを意識し、ステークホルダーと誠実に向き合い企業市民として社会の要請に応え続ける姿勢を示しています。
環境面では「2030年までに、やれることはすべてやる」を基本姿勢に温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指すカーボンニュートラル戦略を掲げ、まちづくりを通じた脱炭素にも踏み込みます。
建築・調達・運用の各段階で方針を具体の行動へ落とし込み、継続的に改善を回す点が特徴です。
CSRに取り組むメリット3選
CSRに取り組むメリットを3つ解説します。
企業のイメージアップ
CSRへの取り組みは企業のイメージアップにつながるとされています。
少し古いデータですが、東京商工会議所が行ったアンケートによると、CSR活動に取り組む目的を中小企業のうち79.9%が、大企業のうち98.3%が企業のイメージアップと回答しています。
参考:「企業の社会的責任(CSR)」についてのアンケート調査(東京商工会議所)
市場開拓の機会に
CSR活動に取り組む中で、新たな市場を開拓できたり、新たな製品が生まれたりするかもしれません。
持続可能な社会を目指すための新しいアイディアや技術を追求することが求められます。
さらに、持続可能な未来を目指すために、短期的な利益追求よりも長期的な視点での経営を重視する必要があり、結果的に新しいイノベーションが生まれやすいです。
ステークホルダーとの関係の強化
株主や従業員との関係の強化も期待できます。
従業員は、仕事が社会貢献に繋がっているという実感を得られることで働くモチベーションが向上します。
さらに、世界のESG投資の割合が35%を超えており、この数字は年々上昇していくことが考えられています。
株主の視点に立ってもCSRに取り組むメリットは大きいです。
また、近年では、SDGsの取り組みや企業の社会貢献性を就活の軸に置く学生が増えており、採用への影響も避けられないでしょう。
CSRに取り組む際のデメリットや注意点
CSRに取り組む際のデメリットや注意点を解説します。
コストの増加
CSRに取り組む上で一番の課題はコストでしょう。
CSRの活動費だけではなく、人件費や広告費までかかります。
さらに、投資したリターンが見えず、経営状況によっては取り組むハードルが高いでしょう。
SDGsウォッシュのリスク
SDGsウォッシュとは、実態以上にSDGsに取り組んでいると見せかけることです。
SDGsウォッシュと批判を受けると、CSRを全く行っていない企業よりも企業の評価が下がってしまう可能性が高いです。
具体的には、不買運動や取引の打ち切りなどが起こりうります。
CSRに取り組んでいたとしても、SDGsウォッシュを疑われては元も子もありません。
まとめ
今回の記事では、就職や転職におすすめのCSRに取り組む企業を紹介しました。
この記事で取り上げられなかったCSRに取り組む企業はたくさんあります。
また、ココカラアースでは、社会課題に取り組む方々のインタビュー記事を掲載しています。
この機会にぜひご覧ください。
その他の企業紹介ページもご紹介
〇環境関連
・環境問題に取り組む企業10選!
・エシカル消費に取り組む企業10選!
・サステナブルに取り組む企業10選!
・気候変動に取り組む企業10選!
・フードロスに取り組む企業10選!
・フラワーロスに取り組む企業7選!
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〇地域関連
・地方創生に取り組む企業10選!
・まちづくりに取り組む企業10選!
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〇国際関連の企業
・国際協力に取り組む企業10選!
・貧困問題に取り組む企業10選!
〇福祉関連
・福祉問題に取り組む企業10選!
・ヘルスケアに取り組む企業10選!
・教育問題に取り組む企業10選!
・保育の問題に取り組む企業10選!
・介護の問題に取り組む企業10選!
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〇社会課題全般
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・スポーツの問題に取り組む企業10選!
・CSRに取り組む企業10選!
・社会問題に取り組む企業10選!
・パーパス経営に取り組む企業10選!
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企業の選定基準については、「事業内容」「企業風土」「創業理由」の3つを軸に、COCOCOLOREARTH独自の基準によって企業を評価・掲載しています。
基準の中には、企業のミッション・ビジョンや第三社機関による認証、IR/サスティナビリティレポートの内容、直接のインタビューなどが含まれます。
【企業様向け】CSRへの取り組みをPRしませんか?

この記事の監修者
吉田宏輝
COCOCOLOREARTH代表、社会活動家。
COCOCOLOREARTHでは、社会課題解決を軸にした就職・転職活動を支援するインタビューメディアの代表として、100人以上の社会活動家にインタビュー、記事執筆やイベント登壇などを行う。
