SDGs ビジネス向け 特集 社会課題コラム

社会課題とは?定義や事例、取り組む企業、あなたができることを紹介

最近では、SDGsの流れが世界中に広がる中、社会課題に触れることも多くなってきたのではないでしょうか?

しかし、社会課題についてあなたはしっかりと理解できているでしょうか?

なんとなくイメージはつくけど、説明するのは難しいと思います。

記事中では、定義や事例、取り組む企業、あなたができることを紹介します。

この機会に社会課題への学びを深めましょう。

社会課題とは

社会課題とは、世界中にある解決すべき課題です。

具体的には、環境問題や人権問題、貧困問題、教育問題などが含まれます。

しかし、社会課題に明確な定義はありません。

社会課題を考える上で、社会課題を「社会」と「課題」に分ける必要があります。

そもそもあなたにとっての ”社会”とは何ですか?

社会課題を考える上で、「社会」についても考える必要があります。

『デジタル大辞泉』によると以下のように定義されています。

1.人間の共同生活の総称。また、広く、人間の集団としての営みや組織的な営みをいう。「社会に奉仕する」「社会参加」「社会生活」「国際社会」「縦社会」
2.人々が生活している、現実の世の中。世間。「社会に重きをなす」「社会に適応する」「社会に出る」
3.ある共通項によってくくられ、他から区別される人々の集まり。また、仲間意識をもって、みずからを他と区別する人々の集まり。「学者の社会」「海外の日本人社会」「上流社会」
4.共同で生活する同種の動物の集まりを1.になぞらえていう語。「ライオンの社会」
5.「社会科」の略。

社会とは、世界/日本全体を考えることもあれば、住んでいる地域や所属する学校・会社・団体などが当てはまることもあります。

つまり、"社会"の具体的なイメージは時と場合で異なるのです。

この点を踏まえると、「社会課題解決」や「社会貢献」も"自分がどこまでを社会と認識するか"によって、視野や考える範囲が変わります。

そのため、あなたがどこまでを社会と認識するかによって、社会課題の定義も異なるでしょう。

『社会課題を解決したい』と話すあなたの ”社会”って何ですか?

社会課題の例

子どもの貧困

相対的貧困状態にある子どもたちのことを意味します。

彼らは日本国民の年間所得の半分にも満たない環境で暮しています。

例えば、2019年の場合は月収14万円以下の家庭で暮らしている子どものことを言います。

このような経済的影響から、他の子どもたちと比べて、教育機会が少なかったり、地域との関わりが薄いといった状況です。

子どもの貧困とは?貧困の現状や原因、私たちにできることを解説

フラワーロス

フラワーロスとは、まだ使えるのに廃棄される生花のことです。

基本的には、規格外の生花になります。

しかし、コロナ禍で結婚式、イベント減により需要と供給のバランスが崩れ規格内の花までもが行き場を失うことになりました。

これにより「フラワーロス」問題が顕在化しました。

フラワーロスとは?現状の課題や取り組む企業を解説

ヤングケアラー

ヤングケアラーとは、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どもです。

具体的には18歳未満の子どもで、兄弟の世話や両親、祖父母の介護、病気や障がいをもつ家族の世話に加え、料理や買い物、洗濯などの家事をしています。

他にも、日本語が第一言語ではない家族のための通訳や、アルコールや薬物、ギャンブルの問題を抱えている家族の世話、感情面のケアなどをしています。

2020年12月から今年1月にかけて文科省と厚労省による調査では、中学生は5.7%で17人に1人、全日制の高校で4.1%で24人に1人という結果でした。

ヤングケアラーとは?2つの問題点と私たちにできること

ジェンダーバイアス

ジェンダーバイアスとは、社会的・文化的な意味での性差に対する固定概念や偏見です。

「女はこうあるべき」、「男はこうあるべき」

これらが重視されるせいで、生きづらさを感じている人が大勢います。

ジェンダーバイアスは、その人らしさを否定して個人の可能性を狭め、自由を奪う原因になります。

あなたは大丈夫?日本社会に潜む無意識のジェンダーバイアスとは

留学生アルバイト問題

日本国内の都市部で多く見られるようになった外国人のアルバイト。

コンビニでは良く見られるようになった光景ではありますが、実は私たちの目に入らない環境でも、毎日深夜に何時間も働く外国人が多くいます。

実はその約2割が「留学生」なのです。

留学生アルバイト問題とは?増えた背景や留学生を取り巻く問題を解説

>>日本の社会問題一覧!日本の現状や今後の対策を知ろう

社会課題に取り組む企業

社会課題に取り組む企業は、ソーシャルビジネスとも呼ばれています。

ソーシャルビジネスとは、社会的企業とも呼ばれており、営利の追求だけではなく社会的な問題解決を目指す企業のことです。

ここでは4つの企業を紹介します。

>>ソーシャルビジネスとは?様々な定義や歴史、具体例を解説!! 

株式会社ボーダレスジャパン

「ソーシャルビジネスで世界を変える」ことを目指し、社会起業家が集うプラットフォームカンパニーとして2007年3月設立。

貧困・環境問題など多様な社会問題を解決するため、国内外を問わず、30以上のソーシャルビジネスを展開しています。偏見のない世界を作る多国籍コミュニティハウス「ボーダレスハウス」やオーガニックハーブで貧困農家の収入をアップする「AMOMA natural care」、バングラデシュに雇用を作るビジネス革製品「ビジネスレザーファクトリー」など多くの社会的事業を創出しています。

株式会社マザーハウス

株式会社マザーハウスは、2006年にバングラデシュで設立されました。

「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念のもと、途上国にある素材や職人の可能性に光を当てたモノ作りを行う企業です。

現在の生産国はバングラデシュ、ネパール、インドネシア、スリランカ、インド、ミャンマーの計6か国。

各国の素材や文化を活かした付加価値の高いものづくりを続けています。

マザーハウスで働く人の記事を読む

株式会社ユーグレナ 

株式会社ユーグレナは、2005年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功しました。

ユーグレナなどを活用した機能性食品や化粧品等の開発・販売のほか、バイオ燃料の生産に向けた研究などを行っています。

また、2014年より行っている、バングラデシュの子どもたちに豊富な栄養素を持つユーグレナクッキーを届ける「ユーグレナGENKIプログラム」の対象商品を、2019年4月より化粧品を含む全グループ商品に拡大しました。

「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」をユーグレナ・フィロソフィーと定義し、事業を展開しています。

ユーグレナで働く人の記事を読む

株式会社LIFULL

LIFULLは「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、個人が抱える課題から、その先にある世の中の課題まで、安心と喜びをさまたげる社会課題を、事業を通して解決していくことを目指すソーシャルエンタープライズです。

現在は、グループとして世界63ヶ国でサービスを提供しており、主要サービスである不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」をはじめ、空き家の再生を軸とした「LIFULL 地方創生」、シニアの暮らしに寄り添う「LIFULL 介護」などの事業を展開しています。

この世界の一人ひとりの暮らし・人生が安心と喜びで満たされる社会の実現を目指し、さまざまな領域に事業拡大しています。

LIFULLで働く人の記事を読む

>>社会貢献を仕事にする9つの選択肢を事例をもとに解説!

あなたが社会課題に取り組む方法

ボランティアに参加

まず思い浮かぶのはボランティアではないでしょうか?

国内最大級のボランティア紹介サイトactivoではたくさんの紹介があります。

1日だけの参加ができる募集もあるので、一度参加してみてください。

>>ボランティア活動とは?定義や語源、4つの原則、探し方までわかりやすく解説

また、ソーシャルグッドな活動に取り組む人をソーシャルセクターと呼びます。

>>ソーシャルセクターとは?収入事情や探すうえでのポイントを解説

フェアトレード商品の購入

最近では、多くのお店でフェアトレード商品が見られるようになりました。

商品には公式のラベルがついており、オンラインでの購入も可能です。

例えば、フェアトレードオンラインショップのfair selectでは世界中からフェアトレード商品を取り寄せてオンラインで販売しています。

寄付をする

寄付をすることで、あなたが課題に感じている問題に取り組むことができます。

例えば、Give Oneでは寄付先を300以上紹介しています。

独自の審査で選ばれた寄付先なので安心して募金活動ができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

社会課題とは、世界中にある解決すべき課題です。

しかし、明確な定義はありません。

まずは、あなたなりの「社会」の範囲を決めてみましょう。

そうすることで、より社会課題を考えやすくなります。

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